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深夜特急(第三便) 飛光よ、飛光よ

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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 新潮社/ |
発売年月日 | 1992/10/25 |
JAN | 9784103275077 |
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深夜特急(第三便)
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商品レビュー
4.2
20件のお客様レビュー
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著者の20代の旅はついにトルコ、ギリシアとヨーロッパまで進む。イタリア、スペイン、ポルトガルと続く旅で、著者は多くのトラブルを越え、多くの方々の想像もつかないような驚きの親切を受けて、ポルトガルではユーラシア大陸の西端サグレス峠へ到達。そこでのペンションでのあっと驚くような凄い歓...
著者の20代の旅はついにトルコ、ギリシアとヨーロッパまで進む。イタリア、スペイン、ポルトガルと続く旅で、著者は多くのトラブルを越え、多くの方々の想像もつかないような驚きの親切を受けて、ポルトガルではユーラシア大陸の西端サグレス峠へ到達。そこでのペンションでのあっと驚くような凄い歓待!著者の感動は読んでいる読者自身が新設を受けたように共有できるように感じた。私自身が同じ年に欧州各地で出会った方々の雰囲気を思い出させてくれるからかも知れない。トルコのアンカラで出会った画家の美人妻、ローマでは高齢の日本人未亡人と過ごした1日の描写も味わい深かった。一期一会で著者はこの中の多くの人たちとはその後も会えていないと思うが、これもまた旅がもたらす情緒かもしれない。サグレス峠からパリ、ロンドンへ至る旅は、いよいよ旅の終わりで日本が近づいてくることを意識するというアイロニカルな日々のように思った。戦争中だったトルコ・ギリシャの国境の橋を渡る場面、死んだような現代のスパルタの町の描写が印象的。マドリードで会った日本のほとんどの若者が視線をそらす行為から、自分の鏡つまりみすぼらしい自分の姿を見たくないという解釈(P268)は全く同感だった。それにしても1974年の世界の人々の生活を生々しく記録にとどめた名著だと思う。
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第1便、第2便とそれなりに旅の雰囲気は楽しめたが、その流れの中で中々最終巻に手がつかず、ブランクの後ようやく読み始めた第3便。 旅もアジアからヨーロッパに入り終盤になる中、旅を人生に見立て、1・2巻とは異なる心の揺れを描きながら、旅の終わらせ方を模索する描写が絶妙だった。 あと...
第1便、第2便とそれなりに旅の雰囲気は楽しめたが、その流れの中で中々最終巻に手がつかず、ブランクの後ようやく読み始めた第3便。 旅もアジアからヨーロッパに入り終盤になる中、旅を人生に見立て、1・2巻とは異なる心の揺れを描きながら、旅の終わらせ方を模索する描写が絶妙だった。 あと筆者がスペインで思い出すタイの駐在員の言葉『わからないということをわかること。』はとても含蓄がある一言だ。 中途半端に知っているとそれらに捉われて誤ってしまう、自分が知らないということを知っていると結局は誤らない。 2022.11.05読了
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