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俳優になろうか 「私の履歴書」 朝日文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 朝日新聞/ |
発売年月日 | 1992/04/01 |
JAN | 9784022607034 |
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俳優になろうか
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俳優になろうか
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商品レビュー
4
3件のお客様レビュー
私が、笠智衆が出演していた作品で初めて観たのは、ベタだけれど「東京物語」だったか。 目立たないのにすごく印象的だと感じたのは、他の俳優にないあの寛容な微笑みと、何も発しない「間」が絶妙だったからか。 それにしても、東山千栄子と実は一回りも歳が離れていたのはびっくりだ。さすがの老け...
私が、笠智衆が出演していた作品で初めて観たのは、ベタだけれど「東京物語」だったか。 目立たないのにすごく印象的だと感じたのは、他の俳優にないあの寛容な微笑みと、何も発しない「間」が絶妙だったからか。 それにしても、東山千栄子と実は一回りも歳が離れていたのはびっくりだ。さすがの老け役の成せる技だからか、小津マジックだからなのか。 私が小さい頃は、まだ明治生まれの人が周りにいた。 年齢のせいもあっただろうが、どこか荘厳で、いろんな経験を積んだことからの自信を感じさせ、でもその中に寛容さと優しさがあった。笠智衆もそういう明治の男を感じさせる、それが安心感なのかもしれない。 彼の書く文章にもそれが滲み出ている。本書の最後に、演じる上で、自然であることが大事であると気づいた、という記述がある。少なくとも私が観た小津映画の出演時から、本書に滲み出る人柄にぶれるところを感じないので、ずっと自然体で演じてこられたのだろう。 少し残念であったのは、原節子のエピソードが書かれていなかったことだ。撮影時のみ一緒だったので、それ以外は関わることがなかったように書いておられたが、あれだけ共演していたのだから何か思い出があってもよさそうだ。敢えて書かなかったのかもしれない。 また笠智衆の出演作品を見直したい。 良い読書だった。
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久しぶりに読み直してみました。 俳優笠智衆の回顧録で、小津、木下、成瀬、清水、稲垣等の日本映画黄金時代の名監督達の逸話が興味深い。 原節子のことも少し書かれていて、「あんな立派な女優は滅多にいない」「演技も上手くて小津先生も感心しておられた」との評価。 ただ、「…東宝の作品...
久しぶりに読み直してみました。 俳優笠智衆の回顧録で、小津、木下、成瀬、清水、稲垣等の日本映画黄金時代の名監督達の逸話が興味深い。 原節子のことも少し書かれていて、「あんな立派な女優は滅多にいない」「演技も上手くて小津先生も感心しておられた」との評価。 ただ、「…東宝の作品では、それほどにも思えなかったが…」と書かれていたのが面白い。これは、名指しこそ避けているが、黒澤明の「わが青春に悔いなし」あたりを言っているのだろう。 あの作品の原節子は、鬼気迫る表情になっていて、あまり良くなかったね。これは黒澤演出が女性の情感を出すのに向いてないことによるもので、原さんのせきにんではないけどね。
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残念ながら私はこの方を 詳しくは知りません。 ですが、「寅さんシリーズ」は 知っています。 冒頭の夢オチが好きでしたが(笑) 俳優さんとしては珍しいタイプでしょうか。 なかなか芽が出ず、 一度は俳優の道をあきらめています。 でも、戻ってきていますが(笑) そして珍しいことに飲めないタイプだそうです。 人と関わる仕事でそれはつらいですよね。 決して秀でたものがなくても、 彼にはきっと、監督を惹きつける 魅力があったのでしょうね。
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