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松尾貴司の たかしのしかた
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松尾貴司の たかしのしかた

松尾貴史【著】

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松尾貴司の たかしのしかた

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 日本放送出版協会/
発売年月日 1992/02/20
JAN 9784140800065

松尾貴司の たかしのしかた

¥1,068

商品レビュー

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2011/09/11

突然だけれど、小さい頃に「上から読んでも『山本山』、下から読んでも『山本山』」というCMの文言があった。「いや、下から読んだら『まやともまや』やないの!」と、見るたびに突っこんでいたものだ。けれど安心して欲しい。この本のタイトルは正真正銘「上から読んでも『たかしのしかた』、下から...

突然だけれど、小さい頃に「上から読んでも『山本山』、下から読んでも『山本山』」というCMの文言があった。「いや、下から読んだら『まやともまや』やないの!」と、見るたびに突っこんでいたものだ。けれど安心して欲しい。この本のタイトルは正真正銘「上から読んでも『たかしのしかた』、下から読んでも『たかしのしかた』」である(何をどう安心するのかはよくわからないが)。 「あとがき」によると、これが松尾氏が初めて著した単行本であるとのこと。出版年からみると彼が30代前半の頃か。少々、最近読んだ「ネタになる『統計データ』」よりは若さが見えるかなと感じる。 本書はまず「まえがきのしかた」から始まる。そこには錚々たる面々が名を連ねている。竹村健一、団伊玖磨、田原総一朗、横尾忠則、ノーマン・メイラー、三浦和義、兼高かおる、広瀬隆、司馬遼太郎・・・。最初は「?」と思いながらも素直に読み進めた。さすがに途中で「こりゃ、ないな」と笑った。 「まえがきのしかた」の最後に著者の言葉。「各氏が、書くはずもない『たかしのしかた』を執筆したとしたら、このようなまえがきにでもなるのでしょうか。」 ”まえがき”からして彼の独特な世界にはまってしまうのだが、本文では更にズブズブとはまってしまうことになる。 「テレビ欄のしかた」「宗教のしかた」「不幸のしかた」「気配りのしかた」、そして「便意のしかた」「ウサギ小屋のしかた」など、タイトルからみて何が書いてあるのか見当もつかないようなものも少なくない。あぁ、松尾ワールド全開である。 さて、「正直さが美点」なんて嘘っぱちだとココロから思っている自他共に認める天の邪鬼である私だが、その心の扉をノックもせずに蹴り開けて部屋の真ん中に座り込んでしまった文言が一カ所。それは「物真似のしかた」の最後の部分にあった。 「僕は、王様が服を着てないことを指摘してイイ気になっている、イマジネーションの欠乏した少年より、勇気をもってあえて仕立て屋のウソに乗った裸の王様の侠気(おとこぎ)のほうに共感する人間なのだ。」 出版されたのが1992年。今から約20年前になるので、その時代を感じさせる部分もあり、懐かしく思ったりもした。けれど時代に関係なく、現代でも「だよね~」と思うものも多い。 もちろん、既に入手は難しくなっており、今回は図書館で借りたのだけれど、それも棚にはなく、倉庫から出してもらったものである。 読んだ直後にAmazonのユーズド商品から状態の良さそうなものを注文したことは言うまでもない。

Posted by ブクログ

2006/06/28

 パロディーというのは、パロディーにされる対象がしっかりしていてはじめて笑いにつながる。 (P.136)

Posted by ブクログ