商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | アカデミー出版/ |
発売年月日 | 1992/10/10 |
JAN | 9784900430198 |
- 書籍
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明け方の夢(下)
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明け方の夢(下)
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『真夜中は別の顔』の続編。すべてに決着がつく完結編。帝王デミリスに関わった人々の運命を見届けるべし……! 強大な権力をもってやりたい放題やるデミリスに、急所が見つかり狂喜するランブロウ。冷徹で完全無欠に見えるデミリスの人間的な一面が出始めるなか、ヒロインは新たな出会いを遂げる。...
『真夜中は別の顔』の続編。すべてに決着がつく完結編。帝王デミリスに関わった人々の運命を見届けるべし……! 強大な権力をもってやりたい放題やるデミリスに、急所が見つかり狂喜するランブロウ。冷徹で完全無欠に見えるデミリスの人間的な一面が出始めるなか、ヒロインは新たな出会いを遂げる。そして捨てられた妻の悲壮な決意がとんでもない事件を引き起こして……。絡み合う人間模様、登場人物たちの運命が気になって一気に読み切った!途中で結末は読めてしまうけれど、見せ方がうまいので納得感がある。微妙なラストが絶妙だった前作と比べ、スッキリ終わります!これぞ完結。
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After all, does she, the main character, remain unaware of the truth?
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そして前作でも裁判でデミリスの策謀に一役買ったあの百戦連勝の弁護士(名前忘れた!)も登場場面が増えている。 特に冒頭でいきなり毒殺容疑で逮捕された妻の無実を晴らすために公判中、いきなり証拠物件として挙げられているその妻が飲ませた薬品を嚥下し、なんともないことをアピールし、無罪を勝...
そして前作でも裁判でデミリスの策謀に一役買ったあの百戦連勝の弁護士(名前忘れた!)も登場場面が増えている。 特に冒頭でいきなり毒殺容疑で逮捕された妻の無実を晴らすために公判中、いきなり証拠物件として挙げられているその妻が飲ませた薬品を嚥下し、なんともないことをアピールし、無罪を勝ち取るのだ。もちろんそれは毒薬。そこからどうやって彼は助かるのかというのは本書の興を殺ぐのでここでは詳述を避ける。 ただこの裁判のくだりは後にトゥローの諸作を読んだあとでは、やはり想像の産物と云わざるを得ないほど細部が甘い。恐らく本当の裁判ではこのようなことをして、即無罪という判決には至らないだろう。 検事が出す証拠に対し、いくつも反証を挙げ、それを陪審員の判断に委ねなければならない。1つ1つがつぶさに検証されるわけだ。特にここでの裁判はそれまで弁護側は劣勢であり、最後の巻き返しの切り札であのようなパフォーマンスをせざるを得なかったようだった風に思う。 ただやはりこのシーンは今でもこのように感想に書けるほど鮮烈に残っていた。当時読んだとき、私は既に大学生であったが、実に単純にシェルダンマジックに引っかかってしまった。あれから15年。今この作品を読むと私はどういう風に思うだろうか。 しかし、私の記憶力もここまで。本作は面白かったという感慨は残ってはいるものの、詳細についてはもはや霧の彼方。ただ前作がアンハッピー・エンドだったのに対し、今回はハッピー・エンドだったのは覚えている。やはりそこはアメリカ人なんだろうね。巨悪は滅びないといけないのだ。 しかしあの結末から上下巻もの物語を紡ぎだし、しかも冗長さを感じさせないというのが素晴らしい(詳しく覚えていないけど)。ただ後から振り返ればこの頃、既にシドニー・シェルダンも一時の狂的な売り上げから比べると下り坂であり、人気の高い『真夜中は~』の続編の本書はその右下がり曲線を押し上げるための起爆剤として期待されていたように思う。そして私個人的にもシェルダン作品はここまでという思いがある。
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