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博覧会の政治学 まなざしの近代 中公新書1090
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 中央公論社/ |
発売年月日 | 1992/09/25 |
JAN | 9784121010902 |
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博覧会の政治学
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博覧会の政治学
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商品レビュー
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1992年刊。「博覧会」を定点として、近代の変容過程、つまり、➀主役が国家から民間企業、そして消費者たる参加者へ、②通底理念が、帝国主義から消費社会化へ、③展示物の特色が、産物の売手目線から買手へ、さらには未来生活の想像・創造へ等という変容を、具体的実例を挙げて解説。その一つの到達点が大阪万国博覧会というのは興味を引く。帝国主義的運営という目線で偏りがちな(ただし、博覧会が帝国主義的喧伝装置という点は間違いではない)博覧会の意味付けを、拡大できるというのは有益か。著者は東京大学社会情報研究所助教授。
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ロンドンオリンピックの開会式の映像を見て真っ先に思い浮かんだ本。20年前の本で、10年ほど前に読んだが、その内容はまだまだ通用する。 1851年に開催されたロンドン万国博覧会以降、博覧会は「帝国」の威信を誇示するために植民地や各国から収集した商品を見せる場=見せたいように配置する権力が働く場として成立しただけでなく、大衆娯楽を配置するエンターテイメント空間や、商品を展示することで大衆の欲求を喚起し消費を煽る広告メディア空間として立ち上がったことを示した本。 20世紀以降、エンタメ空間の側面はテーマパークに、広告メディア空間の側面は百貨店に、国の威信を示す側面は万博やオリンピックに引き継がれたが、共通するメカニズムは「見せる、見られるという視線の設計・配置」。空間やメディアを考える時にまだまだ通用する内容で、文庫にもなったので一読をオススメしたい本です。
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[ 内容 ] 1851年、ロンドンで開催された万国博覧会は、近代産業が生み出す商品の圧倒的量を示すことによって大衆を熱狂させた。 博覧会は消費文化の広告装置、大衆娯楽の見世物の役割をはたすと同時に、帝国主義のプロパガンダ装置としての役割をも自己演出していく。 このような場で新興国日本は、両義的存在たらざるを得なかった。 本書は、博覧会を鏡として、近現代を織りなす「まなざし」に迫り、そこに作動する「力」を剔抉する試みである。 [ 目次 ] 序章 博覧会という近代 第1章 水晶宮の誕生 第2章 博覧会都市の形成 第3章 文明開化と博覧会 第4章 演出される消費文化 第5章 帝国主義の祭典 第6章 変容する博覧会空間 終章 博覧会と文化の政治学 [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
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