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新聞の歴史 権力とのたたかい 新潮選書
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新潮社/ |
発売年月日 | 1992/08/20 |
JAN | 9784106004254 |
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新聞の歴史
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新聞の歴史
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◆今は昔と片付けられない、権力機構による新聞への支配構図。歴史は繰り返されることに鋭敏であるべし、ということを、新聞の歴史を叙述する本書は我々に教えてくれる◆ 1992年刊行。 著者は上智大学新聞学科長・教授(元共同通信社ニューヨーク支局長)。 ◆新聞の歴史は、専制権力を中核と...
◆今は昔と片付けられない、権力機構による新聞への支配構図。歴史は繰り返されることに鋭敏であるべし、ということを、新聞の歴史を叙述する本書は我々に教えてくれる◆ 1992年刊行。 著者は上智大学新聞学科長・教授(元共同通信社ニューヨーク支局長)。 ◆新聞の歴史は、専制権力を中核とする権力への批判と、権力からの弾圧に彩られてきた。他方、権力は初等教育の拡充が図られるにつれ、これに従属させる=下僕と化すために、新聞発行を容易に許容せず、逆に販売・流通・情報提供に便宜を図る御用新聞を作り、支援してきた。 これが、15、16世紀からの英米仏独露の新聞の歴史、そして近代日本の新聞の歴史を纏めた本書から伺える帰結である。 日本は勿論、世界での昨今の報道機関への権力側の在り様。これへの懸念・危機感から紐解いた本書であるが、その帰結・要約は予想に違わず、意外性はなかった。 ただし、だからこそ本書の読破をして、今、どのように考え、何を成すべきかを考える一つの指標にはなったことは間違いない。 若干の補足として。 ビスマルクの新聞操縦法。ビスマルクの圧政下の新聞で自由は失うも、尻尾を振るまでに放っていなかった各紙。これに対して、考案した策略が探査気球(観測気球)方式。ある情報をリークして新聞に書かせるが、これに世間の好意的反応が引き出せない場合は、それを(政権として)否定し、これを載せた新聞社を誤報呼ばわりして信用を失墜させる。ビスマルク批判は虚偽のリークの危険性を生み、損なので、当たり障りのない記事でお茶を濁すようになる。 また御用新聞=ウォルフ通信社のみに情報を出す(反体制新聞の情報を遮断)。 御用新聞と知りつつも(情報源がその御用新聞だけということになるので)、情報を格安・容易に入手できる点で、反体制新聞も御用新聞掲載情報を無碍には出来ない(そればかりか、速報という意味で御用新聞の信用を上げ、反体制新聞の信用を貶めることもできそう。)、というもの。 これを過去の事象、外国の事象と片付けられるのだろうか?。御用新聞=YないしS新聞の存在。A新聞が最初にスクープした退位日時を、後に強引に変えさせた人たち。等々…。
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