商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 筑摩書房/ |
発売年月日 | 1992/09/08 |
JAN | 9784480080165 |
- 書籍
- 文庫
自己愛人間
商品が入荷した店舗:店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
お客様宅への発送や電話でのお取り置き・お取り寄せは行っておりません
自己愛人間
¥1,540
在庫あり
商品レビュー
4.4
9件のお客様レビュー
小此木啓吾は、非常に…
小此木啓吾は、非常に文章がうまい精神分析医だ。ということは、話も面白いはずだし、きっと、たくさんの人の心の病を和ませてきたことと思う。この本は、現代に特徴的な「ナルシシズム=自己愛」の「病」としての特徴を分析し、それが、本当に「病」なのかどうかを考察した本。誰もがうなづける事例を...
小此木啓吾は、非常に文章がうまい精神分析医だ。ということは、話も面白いはずだし、きっと、たくさんの人の心の病を和ませてきたことと思う。この本は、現代に特徴的な「ナルシシズム=自己愛」の「病」としての特徴を分析し、それが、本当に「病」なのかどうかを考察した本。誰もがうなづける事例を豊富に引用していて、読みやすい。この本を読んで、病を克服した人がたくさんいそうな気がする。
文庫OFF
自己中心的な、自己愛が強い人の精神構造を丁寧に解説した本。非常に分かりやすく、面白く読みました。人間誰しも自己愛は持っていて、一定の自己愛は生きるに必要であるけれども、自己愛が肥大すると我儘で依存的な自己愛人間になってしまうという。読みながら自分にも当て嵌る部分があり、身につまさ...
自己中心的な、自己愛が強い人の精神構造を丁寧に解説した本。非常に分かりやすく、面白く読みました。人間誰しも自己愛は持っていて、一定の自己愛は生きるに必要であるけれども、自己愛が肥大すると我儘で依存的な自己愛人間になってしまうという。読みながら自分にも当て嵌る部分があり、身につまされました。精神分析の本はこれからも色々読みたいです。
Posted by
小此木啓吾 「自己愛人間」 フロイト的 ナルシズム論 自己愛の定義はわかりやすい。病的な自己愛に陥らないためには 自我理想の回復と誇大自己の抑制と解釈した。 病的な自己愛人間とは「思い込みの中で暮らし、現実と繋がらない所で自信を持つ」ような人間。健康的な自己愛とは 社会の相互...
小此木啓吾 「自己愛人間」 フロイト的 ナルシズム論 自己愛の定義はわかりやすい。病的な自己愛に陥らないためには 自我理想の回復と誇大自己の抑制と解釈した。 病的な自己愛人間とは「思い込みの中で暮らし、現実と繋がらない所で自信を持つ」ような人間。健康的な自己愛とは 社会の相互性を通して アイデンティティを確立したもの モラトリアム人間は 現代人に 当てはまる モラトリアム人間=国家、組織、イデオロギーに 自己を賭ける アイデンティティを持つことを回避し、自己愛を大切にする 現代の日本社会は 自己愛社会 *現代人のモラトリアム化→ 自我理想の喪失→誇大自己の肥大→自己愛人間社会へ *裸の自己愛=アイデンティティ−自我理想(集団幻想) *自我理想=社会的、歴史的な意義を持って 自分を全うする 自己愛人間とは *自己愛が肥大した人間〜自己愛を満たす事が毎日の関心事〜食欲、人との関わりも全てが 自己愛を満たす手段 *主観的で幻想的〜自己像が 自分の思い通りであることが重要 *自己破滅や迫害の脅威から目を背け 負の世界の現実を否認 *人間は 「自分だけは特別」で 永遠なものにつながっている(全能感)を 深層心理の中に持っている
Posted by