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風土の日本 自然と文化の通態 ちくま学芸文庫
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風土の日本 自然と文化の通態 ちくま学芸文庫

オギュスタンベルク【著】, 篠田勝英【訳】

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風土の日本 自然と文化の通態 ちくま学芸文庫

1,760

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 筑摩書房
発売年月日 1992/09/09
JAN 9784480080172

風土の日本

¥1,760

商品レビュー

3.3

3件のお客様レビュー

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2025/01/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

倫理学かフィールドワークの本で薦められたと思うが、あまりピンとこなかったのは、フランスの文化がよくわかっていないからなのかもしれない。学生が読んでもよくわからないかもしれない。和辻哲郎の風土と相通ずるところがあるのかもしれないが、もともと中学で読んだときにはよくわからなかったという記憶がある。

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2012/04/29

俳句で用いている季語を比較文化的にどう論じるかをさぐっているときにであった本。 読み進むうちに、フランス人という作者への先入観(フィルター)は失せていた。 表面的でない論考の背後にあるモンスーン気候下での 生活体験がうかがえて、そこに引き込まれる。 和辻哲郎のことばを借りれば、醸...

俳句で用いている季語を比較文化的にどう論じるかをさぐっているときにであった本。 読み進むうちに、フランス人という作者への先入観(フィルター)は失せていた。 表面的でない論考の背後にあるモンスーン気候下での 生活体験がうかがえて、そこに引き込まれる。 和辻哲郎のことばを借りれば、醸化なのだろう。 現代の哲学者(がいるとすれば)、 和辻~ベルクの次に応えるべき視座が求められている。 そのための一冊。

Posted by ブクログ

2010/10/07

和辻哲郎からのインスピレーションを引き継いで、論証的な科学とは違う、空間、風土の論理を捉えたいということは共感できる。そのための、通態(トラジェ)という概念はとても参考になった。隠喩的連関というのが、言葉の上ではなくて、実体としてある、という見方も勉強になった。 なのに、なぜだ...

和辻哲郎からのインスピレーションを引き継いで、論証的な科学とは違う、空間、風土の論理を捉えたいということは共感できる。そのための、通態(トラジェ)という概念はとても参考になった。隠喩的連関というのが、言葉の上ではなくて、実体としてある、という見方も勉強になった。 なのに、なぜだろうか。80年代の状況がもたらす議論は、どうしても2010年の関心の先端をリードする力がない。もどかしい思いがするのだ。たとえ古くて粗削りであっても、和辻の圧倒的な喚起力に及ばない。

Posted by ブクログ