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日本の歴史をよみなおす ちくまプリマーブックス50
1,320円
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 筑摩書房/ |
発売年月日 | 1991/01/30 |
JAN | 9784480041500 |
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日本の歴史をよみなおす
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商品レビュー
4.5
18件のお客様レビュー
この作者の一大テーマである「中世に失われた神聖性と穢れ」についてさまざまな角度から読み解いた本。殆どは他の本にも書いてあることだが、日本の定義がいつからなのかについての考察は面白かった。
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P141 「14世紀のころ、人間と自然とのかかわり方に大きな変化があり、社会がいわばより「文明化」してくる、それとともに「穢れ」に対する畏怖感はうしろに退いて、むしろ「汚穢」、きたなく、よごれたもの、忌避すべきものとする、現在の常識的な穢れにちかい感覚に変わってくると思います。 ...
P141 「14世紀のころ、人間と自然とのかかわり方に大きな変化があり、社会がいわばより「文明化」してくる、それとともに「穢れ」に対する畏怖感はうしろに退いて、むしろ「汚穢」、きたなく、よごれたもの、忌避すべきものとする、現在の常識的な穢れにちかい感覚に変わってくると思います。 動物に対しても同様で、人の力でたやすく統御できない力をもった生き物とう感覚がうすれて、「畜生」「四つ足」といういい方すら(略)。」 上の文章や非人のひとつ、「犬神人」がもろに『もののけ姫』。
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目から鱗。どうしても歴史上の出来事は現代のフィルターをとおして、見てしまいがち。しかし、本書のように当時の背景、価値体系を露わにして、見えてくるものが現在と違うことを味わうのは、異文化交流にも似て、興味深い。賤民について、もともとは神に連なる人だったなど。 ・片仮名は口頭で語ら...
目から鱗。どうしても歴史上の出来事は現代のフィルターをとおして、見てしまいがち。しかし、本書のように当時の背景、価値体系を露わにして、見えてくるものが現在と違うことを味わうのは、異文化交流にも似て、興味深い。賤民について、もともとは神に連なる人だったなど。 ・片仮名は口頭で語られることばを表現した。起請文、裁判記録など。 ・和同開珎は一種の呪術的な意味を持った使われ方もしれいる。 ・利銭、利息は神物、仏物の貸出として、始まっている。 ・「無縁所」という寺院は、財政的に弱くなく、商業や金融で儲けていた。 ・フロイス:16世紀。女性が西洋と違って、日本は奔放、力強かった。 ・鎌倉時代、女性が所領を持ち、譲渡、売買をしていた。室町から不動産の面で多少弱くなるが、動産については財産権を持っていた。 ・平安時代から地名を苗字として名乗る習慣が広がるが、豊臣秀吉も豊臣は天皇から与えられた形になっている。その意味で、ルーツをさぐるとみな天皇になってしまう。 ・日本という国名は中国からみて定着した。天皇も。
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