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幻の終わり 創元推理文庫
990円
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 東京創元社/ |
| 発売年月日 | 1991/06/28 |
| JAN | 9784488267025 |
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幻の終わり
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幻の終わり
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商品レビュー
4.2
6件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ハードボイルドでも、主人公はソフトな印象のジョンウエルズという記者。彼がいい。シリーズは四作出ているが読み始めのこれが二作目。 マンハッタンは大雪だったそして、それは初雪の夕方だった。 若い女性が虎に腕を食われた事件も一息ついて、ウェルズたちは雪の中を「プレスクラブ」に行き、編集長をサカナに一杯飲んでいた。 そこに顔馴染みがいた。 その中の見知らない一人は海外通信員だった。コルトという名前の通信員とはウマが合ったのか、最後まで付き合い、ついに彼のホテルでまた飲み、酔いつぶれて泊まってしまう。 朝になって気が付いたときにはすでにコルトはセンスのいい服装で身じまいを済ませていた、そこにノックの音がして、朝食を運んできたベルボーイだと思ったコルトがドアを開け、チップを払おうとして刺されてしまう。彼は最後に「エレノア」とつぶやいて死んだ。 目撃してしまったために殺し屋に襲われ、九死に一生を得たウェルズは、この「エレノア」という名前を調べるためにコルトの過去を辿り始める。 かってアフリカにあった「セントゥー」という国の政変に巻き込まれた記者たちは今ではニューヨーク新聞界の大物になり、この政変の渦中にいた記者はその記事でピュリツァー賞を受賞していた。 彼らに何があったか、ウェルズを付け狙う殺し屋は何者か。 彼は「エレノア」に執着し魂を奪われる。彼女はセントゥーから生きて出られたのか。 登場してすぐに死んでしまったコルトとエレノアの関係、 二人の歴史が10年後のニューヨークで明らかになり始める。 ウェルズは命を懸けても、調べずにはいられない。 キースピーターソン、ジョンウエルズシリーズ2作目 このシリーズは四作あって以後は出ていないが、残念なことに積読山にあるはずの一作目が見つからない、ここまで来たら探して読もう。 上質のハードボイルドそしてミステリ。そしてサスペンス。読みごたえがあった。
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新聞記者が事件の謎に迫るハードボイルド小説、『暗闇の終わり』。 https://booklog.jp/users/makabe38/archives/1/4488267017 同じ主人公が登場する作品の、日本語訳が出ていると知り、続けて読むことにしました。 主人公は大衆紙のベ...
新聞記者が事件の謎に迫るハードボイルド小説、『暗闇の終わり』。 https://booklog.jp/users/makabe38/archives/1/4488267017 同じ主人公が登場する作品の、日本語訳が出ていると知り、続けて読むことにしました。 主人公は大衆紙のベテラン記者、ウェルズ。 大雪の夜、同僚たちとパブで飲んでいた主人公。 偶然、古い知り合いのジャーナリストたちと出会います。 その中に一人だけいた、初対面の男。 成り行きで、その男が泊まるホテルの部屋に行くことになった、主人公。 彼の目の前で、思いもかけない事件が発生して・・・という始まり。 事件の謎を追う主人公。 過去にジャーナリストたちが行動を共にした際に起こった出来事が、今回の事件に関連していることに気づきます。 起こったばかりの事件と、過去の出来事。 そのふたつの謎を主人公がどのように解いていくのかが、この作品の主軸になっています。 第1作に比べると主人公ウェルズのアクションシーンが多く、エンターテイメント性を高めた作品なのだなあと、感じました。 次から次へとテンポ良く展開していくので、今回も一気に、読み進めてしまいました。 第3弾、第4弾も日本語訳が出ているようなので、探して読んでみることにします。 『3652: 伊坂幸太郎エッセイ集』伊坂幸太郎 https://booklog.jp/users/makabe38/archives/1/4101250294 .
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記者ウェルズシリーズ第二弾。 ウェルズ、ランシング、マッケイの三人でバーで飲んでいるところから、物語は始まる。 その日のニューヨークは雪で、その雪の表現などもいい。 三人で飲んでいると、そこへ三人の男性がやってくる。ウェクスラー、ホロウェー、そしてコルトといういずれも報道に...
記者ウェルズシリーズ第二弾。 ウェルズ、ランシング、マッケイの三人でバーで飲んでいるところから、物語は始まる。 その日のニューヨークは雪で、その雪の表現などもいい。 三人で飲んでいると、そこへ三人の男性がやってくる。ウェクスラー、ホロウェー、そしてコルトといういずれも報道にかかわる人間。その三人は、アフリカはソロウェーという国の独立革命運動を現地で追っていたという仲間でもある。 その中のコルトという記者とウェルズはコルトの泊まっているホテルの部屋で飲み明かすこととなる。 ひどい二日酔いで目が覚めたウェルズは、ドアをノックする音がしているのに気づき起き上がろうとするが、すでに起きていたコルトがドアを開けに行く。 ドアを開けると、ワゴンを押しているボーイが、コルトを短刀で刺し殺してしまう……。 という、前作からがらりとアクションよりに変わったシーンから始まる。その格闘シーンは息を呑むような描写で、うまいなあ、という一言。 コルトは何故殺されたのか、誰に殺されたのか、ということをウェルズは追い始める。 記事はランシングが担当しており、ウェルズが首をつっこんでくることを嫌がる。何故なら、またウェルズが傷ついて――殺されてしまうかもしれないからだ。けれど、ウェルズはコルトが死ぬ前夜に口にした、言葉が忘れられない。 「エレノア、エレノア、おれのエレノア」 熱にうかされたように、コルトはそう言って、それが彼の最後の言葉となった。 エレノアとは誰だ、という単純な興味から、彼女が事件の中心にいるのではという記者の勘から、ウェルズは彼女のことも調べ始める。ウェルズが調べていくうちにわかるエレノアという女性の姿。見たこともないのに、ウェルズもそのうちにエレノアにとりつかれていく。それほど魅力的な女性なのだということが、実にうまく描かれている。 ソロウェーというアフリカの国(もちろん架空)の革命戦争が絡んだ、けれど本質は人間の浅ましい心が引き起こした数々の裏切りが、コルトを殺したのだということがわかる。 90年代(恐らく執筆時期は80年代後半だろう)というと、東西冷戦真っ只中、アフリカや中南米ではあっちこっちで革命運動と内紛が起こっていた時代だ。その時代を反映している小説。若い方はこういうのを読んで、当時のことを知ってみるっていうのもいいのかも?
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