商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 大月書店/ |
発売年月日 | 1991/03/29 |
JAN | 9784272401475 |
- 書籍
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歴史としてのベトナム戦争
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歴史としてのベトナム戦争
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商品レビュー
3.5
6件のお客様レビュー
歴史的高所から鳥瞰するだけでは戦争はわからないとぼくは思っているが、逆に地上の視点からだけでは戦争が起きた理由がわからない、と改めて思った。 ベトナム戦争の経緯についてはあっさりまとめるにとどめ、戦争が起きる経緯や、ベトナムが強かったわけ、アメリカが戦争に踏み込んだわけ、などに重...
歴史的高所から鳥瞰するだけでは戦争はわからないとぼくは思っているが、逆に地上の視点からだけでは戦争が起きた理由がわからない、と改めて思った。 ベトナム戦争の経緯についてはあっさりまとめるにとどめ、戦争が起きる経緯や、ベトナムが強かったわけ、アメリカが戦争に踏み込んだわけ、などに重点が置かれる。アメリカが戦争を選んだわけについてはまさにぼくが知りたかったことで、色めき立って読んだ。 ただ、その結論に同意するかどうかはまた別の話。よく言われるドミノ理論、つまり、共産革命が近隣諸国に波及するのを食い止めようとした、というのは、そんな妙な、本当かどうかわからない理屈で、アメリカの有権者が納得するんだろうか、という気はする。アメリカはマッカーシズムの余熱冷めやらぬ頃で、ひょっとしたら、と思わないでもないが。時代の潮流は、当日のアメリカの一般市民でないとわからないのかもしれない。実際問題として、ちょっと手を出せばインドシナに親米国を作ることができ、のちのちいろいろ便利だよな、程度で手を出したら泥沼化して、引くに引けなくなった、というところなのではないだろうか。 いずれにしても、フランスのやったことは植民地を維持しようとして相手の国と戦ったわけで、どう考えても侵略だし、アメリカの手出しも似たり寄ったりだ。一片の理もないようにしか見えない。世界政治の世界に正義なんてないんじゃないか。日本が言えた義理じゃないわけだが。
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ベトナム戦争は私が生まれたときにはほぼ集結していた。 子供の頃観たアメリカ映画ではベトナム戦争批判で描かれているものが多く、漠然と悲惨な戦争のイメージだけ持っていた。 はずかしながら、この本を読んでベトナム戦争は東西冷戦の代理戦争なんかではなくベトナムの内乱に手を出したアメリカと...
ベトナム戦争は私が生まれたときにはほぼ集結していた。 子供の頃観たアメリカ映画ではベトナム戦争批判で描かれているものが多く、漠然と悲惨な戦争のイメージだけ持っていた。 はずかしながら、この本を読んでベトナム戦争は東西冷戦の代理戦争なんかではなくベトナムの内乱に手を出したアメリカと言うことを知った。最初にベトナム戦争がなんだったのかを知るという意味ではちょうど良い本だとおもう。 内容は。ベトナム戦争の経緯、ベトナムからの視点、アメリカからの視点、その他の世界からの視点 で書かれており、それぞれのベトナム戦争を通した思惑が読み取れる。
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ベトナム戦争はマスコミが終わらせたという定説を覆して、USAの方針の混乱を表明しただけだという、マスコミの強力効果説を否定する根拠を説明した本である。 ベトナム戦争についての巻末の資料もわかりやすい。卒論レベルであったら、この巻末の資料は役に立つであろう。
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