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招かれざる客たちのビュッフェ 創元推理文庫
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招かれざる客たちのビュッフェ 創元推理文庫

クリスチアナ・ブランド(著者), 深町真理子(訳者)

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招かれざる客たちのビュッフェ 創元推理文庫

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商品詳細

内容紹介 内容:クリスチアナ・ブランドの世界 ロバ-ト・E.ブライニ-著. コックリル・カクテル 事件のあとに.血兄弟.婚姻飛翔.カップの中の毒. アントレ ジェミニ-・クリケット事件.スケ-プゴ-ト.もう山査子摘みもおしまい. 口なおしの一品 スコットランドの姪. プチ・フ-ル ジャケット.メリ-ゴ-ラウンド.目撃.バルコニ-からの眺め. ブラック・コ-ヒ- この家に祝福あれ.ごくふつうの男.囁き.神の御業. クリスチアナ・ブランド書誌:p535~554
販売会社/発売会社 東京創元社
発売年月日 1990/03/22
JAN 9784488262013

招かれざる客たちのビュッフェ

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商品レビュー

4

36件のお客様レビュー

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2010/05/28

ブランドが描く、トリ…

ブランドが描く、トリック満載の短編集。必ずや後世に残ります。

文庫OFF

2010/05/28

苦みばしった後味のわ…

苦みばしった後味のわるい事件ばかり。そんなブラックなミステリー短編集。人間描写に容赦がないところがすばらしい。

文庫OFF

2024/06/02
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

名作古典ミステリの一つ。 ずっと読みたい気持ちはあったけど、機会がなく今回初読。 第一部 コックリル・カクテル 第二部 アントレ 第三部 口なおしの一品 第四部 プチ・フール 第五部 ブラック・コーヒー と、フランス料理のコースに喩えた銘を打つ構成で読者に提供する16編の短編。 お腹一杯になります。 でも構成がうまいのだろうな、まずはブランドと言えばということでコックリル警部物で著者の力量をどんと示し、第二部以降はノン・シリーズものの短編が続く。 だんだんと飽きてくるような気もするのだが、終盤に行くにつれて1編の長さが短くなってきてすぐに読み終わるので、また次の1編に手を出す。 この辺りになってくると著者の作り出す作品の雰囲気や、物語の落とし方の妙がわかってきて、1編の長さによらずその詰め込まれたエッセンスに舌を巻く。 やはり、コックリル警部物が面白かった。 毎回登場の仕方、事件への関わり方が全然違うところに著者の引き出しの多さを感じたし、それでいて終始抜け目なく、キレ味鋭く真相を見抜く姿が最大の特徴。 数々の探偵さん、刑事さんとご対面してきたけど、この全能感は最強クラス。 全体を通してサスペンスフルな展開が多かったかな。 残りのページ数に比して、まだ全然物語が煮詰まっていない気がするけど、何とも言えない不穏さが潜んでいる。 そして急遽現れる変調と裏の裏をかく、苦みある結末。 解説、北村薫さんのミステリ論がいい。 ブランドを評する中で出てきた言葉だけど、究極のミステリ一般論。 「ミステリにも世間一般でいうリアリティが必要だなどと考えているわけではない。どう考えても不可能な状況で起こった事件が、どう考えてもやっぱり不可能な解決で終わるというのも、それなりに面白いのである。極論すれば、誰がチェスタトンの黄金のような小説に鉛のようなリアリティを要求するだろうか。要は、そのトリックなり論理が作品世界に適合していればよいのである。」 チェスタトンの小説を「黄金」と言い、リアリティを「鉛」という。 その両者が相交わることが面白いことではない。 ああ、なんて絶妙な喩え。

Posted by ブクログ

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