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私の紅衛兵時代 ある映画監督の青春 講談社現代新書1008
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 1990/06/15 |
JAN | 9784061490086 |
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私の紅衛兵時代
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商品レビュー
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紅衛兵だった著者によ…
紅衛兵だった著者による文化大革命期の回想。つい数十年前の話だと思うと、緊迫感が違います。
文庫OFF
日本でも大ヒット作を…
日本でも大ヒット作を連発している陳凱歌監督の、青春回想録は迫力に満ちています。
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著者の陳凱歌の映画『子供たちの王様』を見て、いまいち内容が分からなかったので、読んだ。中国で起きた文化大革命の著者自身の回想記である。おおまかな時代の流れが分からずとも、回想記として十分面白いが、文化大革命について、詳しく分かった方が、もっと楽しめたように思う。 映画『子供たち...
著者の陳凱歌の映画『子供たちの王様』を見て、いまいち内容が分からなかったので、読んだ。中国で起きた文化大革命の著者自身の回想記である。おおまかな時代の流れが分からずとも、回想記として十分面白いが、文化大革命について、詳しく分かった方が、もっと楽しめたように思う。 映画『子供たちの王様』のラストでは、山が野焼きされている映像で終わる。中学3年生の国語教師と生徒との物語が、どうして野焼きで終わるのかがいまいち理解できなかった。 最終章「青山ー野焼き、そして、新生」が、映画の主人公と同じく、著者が国営農場の生産隊で働いた経験を語る章になっている。山の原生林を伐採し、ゴムの木を植えるのが仕事だった。その際に行ったのが野焼きだった。 本全体の中でも、野焼きとその後に残った不毛な山の描写は、細かな部分まで極めて詳細だった。一瞬にして、長い年月をかけて作られた森が、跡形もなくなってしまう野焼きの光景は、それだけ著者にとって映像的な衝撃があったのだと感じた。映画のラストは、土地に根ざした歴史が壊される、象徴的な映像だったのだと思う。 本の中では、著者自身だけでなく、中学時代の三人の友人たちが、どういった人生を送ったかも紹介される。親が共産党の幹部階級の子の多い名門中学校でありながら、文化大革命を通してその友人たちの歩んだ人生は、明るいものではなかった。 中国の歴史そのものを知るというより、歴史の激動期を生きた人たちが、肌で感じた空気感を感じたい人に読んでもらいたい。
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