商品詳細
内容紹介 | 内容:女ともだち 酒匂真理子訳. ダ-ク・ブル-の香り 風間恵美子訳. 四十年後 深町真理子訳. 殺意の棲む家 羽田詩津子訳. ポッタ-亭の晩餐 宮脇孝雄訳. 口笛を吹く男 羽田詩津子訳. 時計は苛む 酒匂真理子訳. 狼のように 山本俊子訳. フェン・ホ-ル 中井京子訳. 父の日 深町真理子訳. ケファンダへの緑の道 酒匂真理子訳 |
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販売会社/発売会社 | 角川書店 |
発売年月日 | 1989/04/25 |
JAN | 9784042541196 |
- 書籍
- 文庫
レンデル傑作集(3)
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レンデル傑作集(3)
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表題作「女ともだち」 映画『リリーのすべて』を思い出した。主人公にはひたすら同情する。ラストの爆発ぶりもショック装置というよりはカタルシスだった。女装した男たちを仲間のように思う女は多いが、男の方ではそんな風に思っていない。どんなに女性的に見える男だって当然のように女は「女」として扱うのだ。この意識の差がリアルで面白かった。 しかし、あとの作品にはそれほど面白みを感じない。以前読んだレンデル傑作選2が、理不尽な男に鉄槌をくだす系烈女のお話で良かったので購入してみたのだが、もしかしたら自分はミステリー自体そんなに好きじゃないのかもしれない。
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最後のほうで必ず極端な行動に走る。後味が悪くて、読むのが苦痛だった。 解説を読んで、なるほどそういう短編集なのね、と思ったものの後味の悪さは消えるものではない。
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短編集。これが初のルース・レンデル。以前ネット上の「ずっとお城で暮らしてる」の感想で「ハートストーン」に触れているものを見かけ、レンデルの名前は何となく覚えていた。今回思い立って「ハート・ストーン」を注文したついでにこれも購入。文庫で気軽に通勤に持っていけたので、本命の「ハートス...
短編集。これが初のルース・レンデル。以前ネット上の「ずっとお城で暮らしてる」の感想で「ハートストーン」に触れているものを見かけ、レンデルの名前は何となく覚えていた。今回思い立って「ハート・ストーン」を注文したついでにこれも購入。文庫で気軽に通勤に持っていけたので、本命の「ハートストーン」より先に手に取った。 ごく普通の日常を送る人が、ほんの少しのずれから狂気へと滑り落ちていくものが多かった。心理描写が巧みな作家だと聞いてはいたが、確かに、登場人物の心情の揺れ動きは違和感なく結末まで繋がっている。ミステリ作家らしく、どの作品もきちんと論理的に終わっているという印象を受けた。 「ハートストーン」もこの調子で「きちんと」結末がつくのなら、「お城~」を期待するとがっかりするかもしれないな。 気にいったのは「ダーク・ブルーの香り」「ポッター亭の晩餐」「口笛を吹く男」「時計は苛む」。
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