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法の精神(上) 岩波文庫
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法の精神(上) 岩波文庫

モンテスキュー【著】, 野田良之【ほか訳】

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法の精神(上) 岩波文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 岩波書店
発売年月日 2004/03/18
JAN 9784003400517

法の精神(上)

¥1,320

商品レビュー

4.6

8件のお客様レビュー

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2010/05/28

三権分立論で知られて…

三権分立論で知られている著作ですが,広く世界史に例をとって,かつて存在した様々な政体を比較,分析しています.そのため歴史書としても興味深い作品です.

文庫OFF

2024/08/14

酷暑ビブリオバトル2024 第2試合 3ゲーム目で紹介された本です。チャンプ本。ハイブリッド開催。 2024.8.12

Posted by ブクログ

2023/12/29

本書は三権分立を説いた古典として有名だが、「法の精神」というタイトルから想像されるほどには、法についての理論的考察に重きが置かれているわけではない。法とは「事物の本性に由来する必然的な諸関係である」とされ、実定法に先立つ自然法の存在が承認されるが、ここでの事物の本性とは固有の風土...

本書は三権分立を説いた古典として有名だが、「法の精神」というタイトルから想像されるほどには、法についての理論的考察に重きが置かれているわけではない。法とは「事物の本性に由来する必然的な諸関係である」とされ、実定法に先立つ自然法の存在が承認されるが、ここでの事物の本性とは固有の風土と歴史を持った社会の本性であり、凡ゆる社会に妥当する超歴史的・普遍的なものではない。したがって社会が確立する以前の自然状態から社会契約を導出するホッブズ的なアプローチはとらない。社会契約は既に社会の存在を前提しており論理矛盾だという。方法論としては個人より社会を実在とみるデュルケムに代表されるフランス社会学の源流の一つと言ってよく、実在する多様な社会を経験科学的に捉えようとする。古今東西の歴史を渉猟し、自然的諸条件と習俗や政体の関係を論じた「歴史社会学」の先駆である。 専制への防波堤として提唱される三権分立もイギリスの立憲体制がモデルになってはいるが、念頭に置かれているのはあくまで歴史的個体としてのフランス社会である。モンテスキューが重視するのは絶対王政の恣意を牽制する社会的勢力としての貴族の存在意義であり、とりわけ彼自身が属する法服貴族の地位の擁護が意図されている。ロックの権力分立論が執行権に対する立法権の優位を主眼とするのに対し、モンテスキューの独自性は執行権と立法権からの司法権の分離にある。彼は王権であれ人民であれ、それが抑制されない権力を握ることに反対したのであり、両者の和合による中間団体の諸特権の剥奪が中央集権の強化と自由の圧殺を招くことを警戒した。モンテスキューのこの問題意識は後にトクヴィルに強い啓示を与え、それが『 アメリカのデモクラシー (第1巻上) (岩波文庫) 』に結実したことはよく知られている。

Posted by ブクログ

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