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合理的な愚か者 経済学=倫理学的探究
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 勁草書房 |
| 発売年月日 | 1989/04/10 |
| JAN | 9784326152179 |
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合理的な愚か者
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商品レビュー
3
3件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
インド出身で1998年にノーベル経済学賞(分配・厚生と貧困・飢餓の研究における貢献)を受賞したアマルティア・センの作品の翻訳。複数の論説を翻訳したものとなります。 なお翻訳は東大名誉教授の川本隆史先生と専修大学名誉教授の大庭健先生によるもの。これまた倫理学の大家の先生方であります。大庭さんは残念ながら2018年に逝去。 ・・・ 本書、全くもって理解できませんでした。 読中、ただただ、良く分からないと思いつつ読み進めました。 そして最後の解説を読んでぼんやり輪郭が浮かんできたという感じ。でも結局何について書かれていたのかきちんと理解できませんでした。 ワードとして読み取れたのは、 功利主義、平等、アローの不可能性定理、パレート定理、といったところ。 ・・・ 極々粗く、そして誤解を恐れずに言えば、 最大多数の最大幸福を目指すところが所謂功利主義だと思います。ただ、最大多数というのは全員というわけではなく、そこから零れ落ちる人々がいると。そうした人たちを踏まえつつ、公正・公平を考えデザインしてゆく、これこそギャグじゃないけど厚生経済学、みたいな話のようです。 このあたりは経済学と倫理学の交差・学際的な分野となるのでしょうが、カント、アダム・スミス、J・S・ミル、ノージック、アロー、ロールズなどが分かっていないとちょっと理解が進まないかもしれません。 それこそ「巨人の肩に乗った」はいいが、そこからの風景はピカソの絵のような映り。実はこの巨人の肩は階段でしか登れないのに、特別にエレベーターに乗ったのがいけなかった、とでも言いましょうか…。 倫理学は勉強してみたかったのですが、今生は縁がなかったやもしれません笑 ・・・ ということで、セン先生の論説集でした。 タイトルがオキシモロンなところが気になって購入し、はや25年。積読するも全く進歩していない自己を見せつけられた悲しい読書体験でした。 本作、倫理学、正義論、厚生経済学などに興味がある方にはおすすめ出来ると思います。
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日銀 黒田総裁の推薦図書だったため読んでみたが、難しくて理解できなかった。訳も悪いように感じた。 「(パレート最適)何人も、他の誰かの状態を悪化させることなしにもはや己の状態を改善しえず」p123 「(論点)問題なのは、人々が一貫して正直に答えるかどうかではない。そうではなく、...
日銀 黒田総裁の推薦図書だったため読んでみたが、難しくて理解できなかった。訳も悪いように感じた。 「(パレート最適)何人も、他の誰かの状態を悪化させることなしにもはや己の状態を改善しえず」p123 「(論点)問題なのは、人々が一貫して正直に答えるかどうかではない。そうではなく、人々はつねに取り分を最大化するような答えをするのかどうか、あるいはどういう仕方であれ、とにかく経済学理論が一般的にそう想定してよい程度までには、人々はしばしば取り分を最大化する答えをするのかどうか。これが問題なのである」p142 「功利主義は、とにかく快楽主義的人間観に立つ「立法の原理」論にしてかつ「道徳の原理」論である。我々は、悦びを増大させ苦痛を減少させると思われる行為を選択する。この「快楽主義」的命題が、功利主義の根本命題である」p266
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経済学に対し規範的アプローチによる批判・再構築を試みるA.センの著作。 経済理論の基礎は思想に立脚していることを体現する。 数式に基づく論理的思考の訓練があまりにも不足していることを改めて思い知らされた。
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