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生と死の接点
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生と死の接点

河合隼雄【著】

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生と死の接点

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 岩波書店
発売年月日 1989/04/26
JAN 9784000011914

生と死の接点

¥2,310

商品レビュー

4.5

3件のお客様レビュー

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2024/05/11

ヒルコに関しての論は、河合俊雄さんの回顧本である「日本神話と心の構造」(2009年)に以下のような話が載っている。 「昔話と日本人の心」の中で『後にとりあげて論じることにしよう』と書いておきながら、この「生と死の接点」で『それについて全く論じてないのに気がついた』と言っているの...

ヒルコに関しての論は、河合俊雄さんの回顧本である「日本神話と心の構造」(2009年)に以下のような話が載っている。 「昔話と日本人の心」の中で『後にとりあげて論じることにしよう』と書いておきながら、この「生と死の接点」で『それについて全く論じてないのに気がついた』と言っているのに、本書でも突き詰められてなく、河合神話論の総決算本である2003年刊の「神話と日本人の心」でもトーンダウンしている。 つまり、河合さんは亡くなってしまったが、このテーマ(ヒルコ≒片側人間)は残留していると見るべきと、俊雄さんは言っているのだと思う。

Posted by ブクログ

2011/09/30

 ユング心理学者の河合さんの著作は何らかの形で生と死というテーマに関るものが多いのですが、これはその一つです。人生の例夫妻来る、老人と子供、男女と言った多様な視点とクロスさせながら死生観を論じています。

Posted by ブクログ

2011/09/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

引っ掛かりが多くて読むのに時間がかかった。 気になったフレーズちょっとメモ 【神話と科学】 神話の知の基礎にあるには、私たちをとりまく物事とそれから構成されている世界とを宇宙論的に濃密な意味を持ったものとしてとらえたいという根源的な欲求。 科学の知は、自分以外のものを対象化してみることによって成立している。「他」をみるとき、「自」と「他」のつながりは失われがちとなる。 【男性と女性】 心の異なる男性と女性が、老人になり死に至るまで自分のコスモロジーのなかに相手をも明確に定位させてゆくことは大変なエネルギーが必要である。 【西洋と東洋の父性、日本の父親像】 片子の話において、わが子が世間の力に屈して死地におもむこうとするとき、黙ってそれに耐える強さを日本人の父は持ってはいるが、世間に向かって片子のために戦う強さをまったく持っていない。 日本人の父親像、強い父とはあくまで母性に奉仕する父としての強さ。

Posted by ブクログ

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