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消えた娘 新潮文庫
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消えた娘 新潮文庫

クレイ・レイノルズ(著者), 土屋政雄(訳者)

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消えた娘 新潮文庫

470

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 1989/06/25
JAN 9784102292013

消えた娘

¥470

商品レビュー

3

6件のお客様レビュー

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2020/02/29

女癖の悪い夫に愛想を尽かして、娘を連れて逃げ出した道中、車の修理に立ち寄った田舎町で、その一人娘が忽然と姿を消してしまい、途方に暮れる母親。 そしてそれから、アイスクリームを買いにいく娘を最後に見送ったベンチで、何日も、何週間も、何ヶ月も、そして何年もただただ待ち続ける。 ただそ...

女癖の悪い夫に愛想を尽かして、娘を連れて逃げ出した道中、車の修理に立ち寄った田舎町で、その一人娘が忽然と姿を消してしまい、途方に暮れる母親。 そしてそれから、アイスクリームを買いにいく娘を最後に見送ったベンチで、何日も、何週間も、何ヶ月も、そして何年もただただ待ち続ける。 ただそれだけの話。 登場人物も少なく、特徴の無い田舎町が舞台なので、話に抑揚もなく、頭に浮かぶ映像的にも変化もないシンプルな設定だが、単調にならず、またダークになりすぎない絶妙な塩梅のサスペンス具合が、読み手を引き込んでいく、なんとも不思議な作品。 決してハッピーではなく、サスペンスならではのカタルシスもないのに、なんともいえないスッキリとした読後感はなんなのだろうか?

Posted by ブクログ

2018/05/01

◆◆ ベッドでミステリー ◆◆ 第十三回 ・・・ 第十三回 「消えた娘(新潮文庫) 」 ・・・ これは長さ的には中編ですが、見ようによってはとても重い作品です。 ある中流白人女性が離婚します。 で、娘をつれて実家に車で帰る途中、アイスクリームを買いに寄った店から娘が帰ってこな...

◆◆ ベッドでミステリー ◆◆ 第十三回 ・・・ 第十三回 「消えた娘(新潮文庫) 」 ・・・ これは長さ的には中編ですが、見ようによってはとても重い作品です。 ある中流白人女性が離婚します。 で、娘をつれて実家に車で帰る途中、アイスクリームを買いに寄った店から娘が帰ってこない……。 そうすると、彼女はその店の前のベンチに座ったまま居座るのです、30年間も……! 実家に帰ったところでやることはない……。 娘が買ってきた自分の気に入らない服を勝手に破いて捨てて、ふんわり乙女チックな可愛らしいワンピースを無理やり着せるようなことをする彼女は、あちこち八方ふさがりなのです。 そのあんたのバカさ加減が娘を追い詰めたんだよ、ということは簡単ですが、では、彼女自身はそのあとどう生きればいいのか……。 まあ、その意固地さ、とか、タフさって、アメリカ人だよなぁ、と思いますが、こういう話が書かれていたんです、1980年代って。 娘がなぜ消えたのか、どうなったのかは最後に明かされますが、読み手によって(誰に感情移入するかによって)印象も評価も変わるだろうと思います。 2018年05月01日

Posted by ブクログ

2014/10/06

目の前から消えた娘を長い間待ち続ける話であるが、後半になるとその理由がわかる。そして、美しくて清純と思っていた娘に意外な面があることがわかる。そして、待ち続けている母親は、時間が経ってから、今では娘のことはどうでもいいと思ってくる。

Posted by ブクログ

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