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夏服の少女たち 広島・昭和20年8月6日 ポプラ・ノンフィクション40
972円
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | ポプラ社 |
| 発売年月日 | 1989/07/01 |
| JAN | 9784591029749 |
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夏服の少女たち
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夏服の少女たち
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2025.8.15市立図書館 このあいだたまたまテレビでアニメ作品をみた。広島の高等女学校の少女たちの話だったので、関千枝子のノンフィクション(ちくま文庫で再読中)が下敷きかと思ったら、別の原作者、別の学校の話だったらしいので、ではそちらの原作をと思って調べて借りた。 当時広島...
2025.8.15市立図書館 このあいだたまたまテレビでアニメ作品をみた。広島の高等女学校の少女たちの話だったので、関千枝子のノンフィクション(ちくま文庫で再読中)が下敷きかと思ったら、別の原作者、別の学校の話だったらしいので、ではそちらの原作をと思って調べて借りた。 当時広島第一県女2年生だった作者が、爆心地近くで建物疎開作業をしていてほとんど全滅した1年生たちの残した学級日誌や個人の日記帳の記述からふくらませた、期待に満ちた入学からたった5ヶ月の学校生活の喜怒哀楽の物語。十人ほどの名前がでてきて日記を引用している他、家族などにも取材している。 アニメ作品ができてからのノベライズなのか、人物関係や会話の話し手がわかりにくいところもあるし、方言や終助詞のあたりに独特の記述スタイルがあって、全体にかならずしも読みやすいとは言えないが、一次資料の引用箇所や遺族の証言はやはり重い。 服も焼け火傷で顔もわからなくなった怪我人のひしめくなかで、名を呼んで答えたことで再会が叶うというのは想像を絶するし、それを予見したのかどうか、避難所となった学校で一人ひとり声をかけ、教え子とわかったら名札を書いてつけていったという先生の思慮深さに打たれる。 憧れの女学生になったとて、戦争も末期になり勉強どころではなく食にも事欠き栄養不足の身体に鞭打ってから元気を出して日々を生きていた少女たち一人ひとりの最期を思うとやるせなくてたまらなくなる。 第一県女は第二より規模も大きく、ずいぶん遠方から通っていた生徒も多かったようで、当日ははじめての作業動員に体調不良をおして参加していた生徒も多く、遺族の後悔の言を読むほどに痛ましい。 第二県女の関千枝子のように欠席して生き延びた者も十人ぐらいはいるはずだが、そういう人の言及はない。被爆して亡くなった生徒の遺族と生き残った生徒との間は20世紀の終わりごろまで長らくわだかまりがあって没交渉だったともきくから、1年上の関係者ぐらいでは連絡もとりにくかったのだろうか。 (そういう話を聞くと、生き残って80年代に同級生全員の遺族を尋ね回った関千枝子はすごいと改めて思う)
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