商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 1989/07/01 |
JAN | 9784167240066 |
- 書籍
- 文庫
ガン50人の勇気
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ガン50人の勇気
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商品レビュー
3
3件のお客様レビュー
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1979年発表、1989年文庫発売。 がんの告知はしないというのが当たり前だった時代。 ほぼ40年前の内容なので、現在とは医療体制が まったく異なっていて、ほぼ末期の方々が 数か月~数年の余生をどう生き抜いたか、という内容。 皆さん目的をしっかり持たれて生きてこられてきた方々なので 死ぬと分かっていても、それを全うされる方が多かったです。 もっと普通の生活を送っている一般の方々はどうだったのかな。。
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古本屋で、3冊150円と書いてあって、もう1冊何にしようかと思って、たまたま手にした本です。購入(と言っても50円ですが)を決めたのは、そこに朝永振一郎の名前があったからです。物理学者の朝永先生の日記などは随分読んだはずなのですが、ガンで亡くなられていたとは、存じ上げませんでした...
古本屋で、3冊150円と書いてあって、もう1冊何にしようかと思って、たまたま手にした本です。購入(と言っても50円ですが)を決めたのは、そこに朝永振一郎の名前があったからです。物理学者の朝永先生の日記などは随分読んだはずなのですが、ガンで亡くなられていたとは、存じ上げませんでした。さて、本書を読むと、80年代くらいまではガンの本人への告知はほとんどされていなかったのですね。そういえば、ドラマなどでも、いかに本人を勇気付けられるかをテーマにしたものが多かったように思います。近頃は、医療の技術が進歩したこともあり(あるいはアメリカ化?)、ガンは不治の病ではなくなった、それで、しっかり告知をして、病と闘う、という流れになっているのでしょうか。みなさんは、死を覚悟した上で、その日までの準備期間があったほうがいいと思いますか?これは年齢の問題もあるのでしょうか?若くして、というのはやはりつらいですから。でも、突然、事故や災害で亡くなるということと比較するならば、やはり準備期間はほしいですね。つらくても。かなしくても。まわりの人にお礼くらいは言いたいですよね。
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人が死と向き合う瞬間はどのように訪れ、そして人はどう向き合うのか。 もとNHK記者の方が末期がんの当事者に寄り添いながらまとめた一冊。 本書に出てくる人はみな穏やかに自らの死を受け入れ、決められた日まで一秒たりとも無駄にせず生きようとする。 それはクリスチャンであったり、作家であったり、少年だったりする。 どんなひとも一回は死ぬ。 生きることは死ぬための準備。 ありきたりなこんなセリフも本書を読むとリアリティを持って迫ってくる。 「たとえ世界が明日終わりであっても、私はリンゴの木を植える。」 「死とは、その人の人生が短期間にintegrateされて出てくるもの」
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