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朱夏(上) 集英社文庫
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朱夏(上) 集英社文庫

宮尾登美子【著】

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朱夏(上) 集英社文庫

528

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 集英社
発売年月日 1988/06/25
JAN 9784087493443

朱夏(上)

¥528

商品レビュー

4.5

6件のお客様レビュー

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2021/07/17

ワガママなお嬢様で通して物語が進んでいけば読みやすかったのかも知れない。 自分が無知だったり世間知らずだと回想しながらいうので感情移入できず、しかも綾子に敵意を抱く。 途中で投げ出して何カ月かぶりに読むがあまり進まず。

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2016/03/31

☆☆☆☆☆『流れる星は生きている』(藤原てい)と同様、幼い子供を抱えた母親の満州での生活の苦労が描かれている。 第一次世界大戦から第二次世界大戦の敗戦までの間の中国内での日本の歴史は、興味があり幾冊かの歴史書で読んできたが、表層的な歴史的史実と実際に渡満した日本人の苦労が、重な...

☆☆☆☆☆『流れる星は生きている』(藤原てい)と同様、幼い子供を抱えた母親の満州での生活の苦労が描かれている。 第一次世界大戦から第二次世界大戦の敗戦までの間の中国内での日本の歴史は、興味があり幾冊かの歴史書で読んできたが、表層的な歴史的史実と実際に渡満した日本人の苦労が、重なり合うと、自分のなかで一本の映画ができあがってくるような感覚になる。 この時代のメディアである新聞は、真実の報道とは程遠く、その量も頻度も限られていて、私たちが現在知りうる歴史的事実さえも、当時の満州に渡った日本人は知らずに、あるいはかなり遅れて知らされていたから、この小説のなかにでてくる人々は、当時実際の世界とはズレていた世界を生きていたことがわかる。 日清、日露戦争、第一次世界大戦と勢いづく日本の姿とは別に満州に渡った日本人の暮らしは、緊張と貧困へ追い込まれていった様子が対照的だった。

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2013/06/27

ハラハラドキドキしました。 いつ満州で暴徒が襲ってくるかもしれない、死がすぐそこに忍び寄ってくる描写は読んでいてとても怖かったです。満州での生活が余りにも酷くて最初の日本での様子が余りにも遠く感じました。 こんな実体験をしていたら今の世の中どんな風に感じるのだろう、と思いました...

ハラハラドキドキしました。 いつ満州で暴徒が襲ってくるかもしれない、死がすぐそこに忍び寄ってくる描写は読んでいてとても怖かったです。満州での生活が余りにも酷くて最初の日本での様子が余りにも遠く感じました。 こんな実体験をしていたら今の世の中どんな風に感じるのだろう、と思いました。余りにも幸せが当たり前のようにある現在は、どんな風に映るのだろう。 【下】に続くラストが不穏な感じに思えたのですが、どうなっていくのでしょうか。

Posted by ブクログ

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