商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 東方書店 |
発売年月日 | 1987/09/25 |
JAN | 9784497871879 |
- 書籍
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素顔の西太后
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素顔の西太后
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西太后の女官として約2年宮中勤めした思い出を綴ったものです。著者は父親が外交官で、日本・フランスに滞在経験があり、フランスで教育を受けました。そのため、仏語・英語に堪能で、当時の女性では異例の存在だったようです。宮中の女官でも中国語を読み書きできない人が大半だったようですから。西...
西太后の女官として約2年宮中勤めした思い出を綴ったものです。著者は父親が外交官で、日本・フランスに滞在経験があり、フランスで教育を受けました。そのため、仏語・英語に堪能で、当時の女性では異例の存在だったようです。宮中の女官でも中国語を読み書きできない人が大半だったようですから。西洋カラーの強い徳齢さんですが、持ち前の機転の良さ、空気を読める性格、語学力等を見込まれ、西太后の大のお気に入りとなります。気性の激しい西太后へ使えるのは並大抵のことではないと思うのですが、実の娘のように愛され、女官からの嫉妬なども跳ね除け、恵まれた宮廷生活を楽しんだようです。身分の違いはあるとはいえ、お互いすごく気が合ったのでしょう。 西太后は日本大使の内田夫人がとても好きだったそうで、なんでも大変上品でおしとやかな女性だったとか。外交官夫人による外交は表立たないけれど、相手側の心象を良くするのに大事なんですね。それなりの人でないと勤まらないと実感しました。 日清戦争があったにしても、西太后は日本に悪感情はあまり抱いていない印象を受けました。お互い考え方が似ていることに共感してもいます。 西洋に関しては認めている部分もあるけど、実際は大嫌いで中華文明こそ世界一、とにかく軍事力をつけようというのが切願でした。これは現在の中国にも通じていますね。 また、西太后は現代のキャリアウーマンの手本になる部分もありますし、とてもタフでいてチャーミングな面もあり魅力ある女性だったんだなと、怖い女性という印象が一変しました。
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