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岩屋天狗と千年王国(上巻)
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岩屋天狗と千年王国(上巻)

窪田志一【著】, 岩屋梓梁顕彰会【編】

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岩屋天狗と千年王国(上巻)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 岩屋梓梁顕彰会
発売年月日 1987/03/10
JAN 9784893503039

岩屋天狗と千年王国(上巻)

¥3,080

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2017/07/13

どう読んでいいのか分からなくなる本。この本を読む人は、ほとんどが著者のことを妄想に取り憑かれた偏執狂としか思ってしまうだろう。 伊集院(薩摩)の旧家に生まれた著者は、祖母から『かたいぐち記』『異端記』という古文書を渡され、祖先は真方衆と呼ばれた隠密だったことを明かされた、、らしい...

どう読んでいいのか分からなくなる本。この本を読む人は、ほとんどが著者のことを妄想に取り憑かれた偏執狂としか思ってしまうだろう。 伊集院(薩摩)の旧家に生まれた著者は、祖母から『かたいぐち記』『異端記』という古文書を渡され、祖先は真方衆と呼ばれた隠密だったことを明かされた、、らしい。まあそこまでは読者としてもついていける。ついていけなくなるのは、著者があれもこれも岩屋梓梁(岩屋天狗)の業績だと言い出して、一般に知られている歴史との矛盾が大きくなりすぎてくるため。 鹿児島に、5m近い巨人の人形を使った弥五郎どん祭りと呼ばれる祭りがある。この弥五郎どんを著者は岩屋梓梁と同定する。根拠は本を読んでいる限りいまいちはっきりしない。岩屋梓梁の祖先はアラブの僧マホラム(真穂梁夢)であり、日本にあっては異人で巨人だったとの推定が働いているらしいことがわからるのみ。 また、日本のキリスト教史に残るヤジロウと呼ばれる薩摩人がいる。彼はマラッカでフランシスコ・ザビエルと出会い、案内役として帰国した人物だが、彼も名前が似ていることと、頭脳明晰だったらしいことから同じ人物と同定されてしまう。 こうして、著者の頭の中には伝説的で巨大な体躯を持ち、頭脳明晰で西太平洋からインド洋までをまたにかけて活躍した英雄が誕生する。 この本をそのまま書いてある通りに読むことには意味がない。弘法大師の話のように、恐らく複数の人間の足跡が一人の名の元に伝えられた英雄譚で、岩屋天狗というのは集合的人格のようなものなんだろう。 本書には古代海民集団ゴロ族なんてのも登場し、恐らくこれは倭人・隼人と思われ、また中世に東南アジアにまで活動範囲を広げていた倭冦の残党を、後に薩摩が吸収したらしいこと指摘する研究者もいるが、岩屋天狗の国際的活躍というのを倭冦の話と理解するとまた違ったものが見えてくるかもしれない。 シンドバッドの話が、実はインド洋をまたにかけたインド商人たちの活躍を伝える話だったかのように。 なお、著者はこの本が出る数年前に変死してしまったらしい。

Posted by ブクログ