マンガ 日本経済入門

石ノ森章太郎(著者), 石森プロ

• 販売会社／発売会社: 日本経済新聞社
• 発売年月日: 1986/11/25
• JAN: 9784532087579

商品レビュー

2018/05/06

1990年の日本経済を取り巻く環境をマンガ化。

商社を舞台とした円高や貿易摩擦がテーマであり、メーカーと外交の苦労が振り返れます。

2009/12/31

あんまり期待してなかったけど、本の出版の時代が時代だけにオモシロかった。

たとえば。。。
・1ドル150円で超円高らしい！（今や90円・・・）
・間接税に消費税が無い。
・日本長期信用銀行がある。（今や新生銀行・・・）
・エレクトロニックバンキングってキーワードがある。（インターネットネットバンキング、モバイルバンキングって言葉でないところがミソ）
・2010年予想－ＥＵの長期低迷、韓国・台湾の台頭（前半は合ってそうな気がする。後半は△かな？あと、BRICsの台頭が書いてたらすごかったなぁと思ったりする。）

と、まぁ見事な時代背景を感じた。

ただ、時代は変わっても思考は変わっていないようで、「ケインズ的財政政策」「均衡財政主義」は今でもある。アメリカ社会学者パーキンソンの「役人は放っておくと自己増殖する」なんて今もまさに通じる。

内容は読みやすくて良い。サクッと読める。でもちゃんと理解しようと思ってじっくり読めば、ある程度知識を得ることができる。

たぶん１０年後とかに読むとまた違うオモシロさが出るのだろう。

2009/11/19

オイルショック～バブル前夜、「グローバリゼーション」という言葉の普及していない時代。日本が世界の経済大国となる道程を、商社マンたちの視点でわかりやすく解説している。平成生まれの若者たちにぜひ読まれたい。