商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 角川書店 |
発売年月日 | 1986/08/15 |
JAN | 9784048832137 |
- 書籍
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上着をぬいだ天皇
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上着をぬいだ天皇
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若くして摂政宮として大正天皇の代理を務め、太平洋戦争の開戦と敗戦を政権当事者として経験し、占領時代を経て戦後の経済復興を見届けた。その折々に昭和天皇は何を思い、何を考えていたのか、知りたいと思うのはぼくだけではないだろう。記者も当然そう思い、幾度となく「その時天皇はどう思ったか」...
若くして摂政宮として大正天皇の代理を務め、太平洋戦争の開戦と敗戦を政権当事者として経験し、占領時代を経て戦後の経済復興を見届けた。その折々に昭和天皇は何を思い、何を考えていたのか、知りたいと思うのはぼくだけではないだろう。記者も当然そう思い、幾度となく「その時天皇はどう思ったか」を引き出そうとするが、上手にはぐらかしてしまう。記者も相手が天皇なのでそうそうつっこめない。そういう場面が本書にも何度も出てくる。「何を考えていたのか」を当人の口から聞きたいと思っているぼくや記者には物足りないが、それも天皇たる自分が心持ちを吐露すれば、どこかに少なからず影響が出る、それを律儀過ぎるほどに避けようとするのが昭和天皇の流儀、だったのかもしれない。 その流儀を自ら破った数少ない機会のひとつが終戦、だったということなのだろうか。
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