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伯爵夫人のジルバ ハヤカワ・ミステリ文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 早川書房 |
発売年月日 | 1986/04/15 |
JAN | 9784150757021 |
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伯爵夫人のジルバ
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伯爵夫人のジルバ
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商品レビュー
4.5
2件のお客様レビュー
おなじみ酔いどれ探偵、われらがトレーシー。いやおなじみじゃないだろう。 しかも探偵じゃなくて保険会社の調査員だ。 そのトレーシーが今回も殺人事件と宝石盗難事件をいっぺんに解決しちゃう。 っつか、トレーシーは解決しない。だめな男だから。酔いどれで誠実さのかけらもないいいかげんの極み...
おなじみ酔いどれ探偵、われらがトレーシー。いやおなじみじゃないだろう。 しかも探偵じゃなくて保険会社の調査員だ。 そのトレーシーが今回も殺人事件と宝石盗難事件をいっぺんに解決しちゃう。 っつか、トレーシーは解決しない。だめな男だから。酔いどれで誠実さのかけらもないいいかげんの極みな男だから。しかしその軽口はサイコー。軽快なギャグ満載。マシンガンのような軽口を楽しむ本ですこれは。 再読。好きなシリーズ。
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※このレビューにはネタバレを含みます
日本人とイタリア人を親に持つ、チコこと、みちこ が、 主人公のルームメート(同棲相手)で、最後に活躍する。 二日酔いのバラードに続く、トレースシリーズの2作目。 主人公の40歳の誕生日の数日前からはじまる。 殺人事件と宝石盗難事件という、2つの事件の性格を持つ案件を、 生命保険会社と、損害保険会社が捜査する。 警察と、主人公の親の元警官も加わり、 スピード(速度)感がただよってくる。 訳者のあとがきに、 snowが、雪とコカインの隠語で、重複命名(ダブルネーミング)なので、 訳に工夫がいったこと。 Do I have wattle yet? で、Wattleは、鳥や七面鳥の顎の肉とのこと。 I don't know shat's a wattle with you? は、 What's a matter with you. のもじりとのこと。 場面が、ラスベガスで犯罪といえば、隠語や、日常語が頻発するので、 訳がたいへんだったことがうかがえる。 マンチキン、クインジー、バナチェック というのは説明がないが、そのたぐいらしい。 著者も、訳者も男性目線である点が、課題かもしれない。 ps. 同棲相手の名前は、表示カバーには、チコという愛称でしか書かれていない。 トレース、ボブ、ナッシュ、ダンは、愛称が書かれているが、 保険会社副社長の渾名は、表紙カバーには書かれていない。
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