商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 集英社 |
発売年月日 | 1986/03/01 |
JAN | 9784086108201 |
- 書籍
- 文庫
ヤマトタケル
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ヤマトタケル
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商品レビュー
4.4
9件のお客様レビュー
歌舞伎のヤマトタケルを観て、この本を思い出して再読しました。それぞれの人物の1人語りが面白くて、夢中になって読んだことを思い出しました。 今回の舞台と合わせてヤマトタケルの話の魅力に気が付く…
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私にとっての「ヒーロー」といえば、この作品のヤマトタケル。 何度読んでも、ヤマトタケルの勇壮さにときめき、大王の仕打ちに傷ついている繊細さに愛しさが募り、亡妻のオトタチバナヒメをこい続ける姿に切なさマックス、涙がとまらない状態になってしまう。 もう何度読み返したか分からないくら...
私にとっての「ヒーロー」といえば、この作品のヤマトタケル。 何度読んでも、ヤマトタケルの勇壮さにときめき、大王の仕打ちに傷ついている繊細さに愛しさが募り、亡妻のオトタチバナヒメをこい続ける姿に切なさマックス、涙がとまらない状態になってしまう。 もう何度読み返したか分からないくらい、幾度となく手にとっている作品。そして森田じみいさんの美しい挿絵も素晴らしい!相乗効果で作品の魅力を高めてくれている。 ところで、今回再読したのは、田辺聖子さんの「隼別王子の叛乱」の余韻もあって。両作品は古事記から題材を得ている点も同じだけど、登場人物の独白スタイルでストーリーが進んでいく点も同じ。私の中では兄弟作品として位置づけられている笑。 後書きによると、氷室冴子さんは、ひとり芝居の舞台を想像しながら執筆したそう。その通り、一文一文がそのままセリフになってしまう美しさと簡潔さで、スラスラと読めてしまうのも大きな魅力。 ヤマトタケルを題材にした作品は、黒岩重吾さん、漫画では山岸涼子さんの「ヤマトタケル」と手塚治虫さんの「火の鳥」を読んだけど、もっと色々読んでみたいです。小説・漫画・映画などで面白い作品をご存知の方、ぜひ教えてください!
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高校時代、何度読んだか、そして何度泣いたかわからない作品です。読むのに体力がいる気がして、今はあまり読みたくないかも(笑)。 古本屋で最初見かけたときは、挿絵に「うわっ」と引いたけど、氷室冴子の本だし……と手に取り、家で読んで感動しました。こんなに悲しい話があっていいの? と...
高校時代、何度読んだか、そして何度泣いたかわからない作品です。読むのに体力がいる気がして、今はあまり読みたくないかも(笑)。 古本屋で最初見かけたときは、挿絵に「うわっ」と引いたけど、氷室冴子の本だし……と手に取り、家で読んで感動しました。こんなに悲しい話があっていいの? と。 最初抵抗があった挿絵の絵柄も、あとがきに「濃艶な体臭たちこめる絵」と書かれていて、もうこの話にはこれしかないと気に入りました。当時珍しかったフルカラーなのも、いちいち匂い立つようで良いです。 この本と銀金の影響で、私は短大の卒論テーマを古事記にしました。
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