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石の花 侵攻編(文庫版)(1) 侵攻編 講談社漫画文庫
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石の花 侵攻編(文庫版)(1) 侵攻編 講談社漫画文庫

坂口尚(著者)

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石の花 侵攻編(文庫版)(1) 侵攻編 講談社漫画文庫

641

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 1996/07/12
JAN 9784062602440

石の花 侵攻編(文庫版)(1)

¥641

商品レビュー

4.6

22件のお客様レビュー

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2022/06/05

2022.6.5市立図書館 もうずいぶん前から一度は読まなくてはと思っていたが(縁のある土地の話であり米原万里の力強い推薦もあり)、ロシアとウクライナの情勢が緊張をはらむ中、KADOKAWAの戦争を考えるための電子書籍版0円販売という大盤振る舞いキャンペーンがあり、好機に乗って「...

2022.6.5市立図書館 もうずいぶん前から一度は読まなくてはと思っていたが(縁のある土地の話であり米原万里の力強い推薦もあり)、ロシアとウクライナの情勢が緊張をはらむ中、KADOKAWAの戦争を考えるための電子書籍版0円販売という大盤振る舞いキャンペーンがあり、好機に乗って「戦争は女の顔をしていない」ともども全巻ついに入手。といっても、行きつ戻りつしながら読む私のスタイルで慣れない電子書籍を読むのはやはりしんどいので、まずは図書館で借りて読み進めることにした。 初出「月刊コミックトム」(潮出版社)1983年3月号〜10月号に加筆。 旧ユーゴ内スロヴェニア地方のダーナスという小さな村(ポストイナにほど近いあたり?)の少年クリロと幼馴染の少女フィーの二人の運命を追って物語は進む。冒頭ののんびりした日常があっというまに失われ、クリロとフィーそれぞれに激流に流されていく。クリロたちの学校に新任教師として着任したばかりだったフンベルバルディンク先生はいったいどこへ行ってしまったのだろう。他にもたくさんの謎がちりばめられており、続きが気になる。 地名を見ても、強制収容所やパルチザンにまつわるエピソードを見ても、スロヴェニアに住んでいた二年間に見聞きしたこと学んだことがあれこれ思い出されて胸がいっぱいになる。ポストイナの鍾乳洞ツアーの様子などずいぶんリアルだけれど、まだ旧ユーゴだった時期にどうやって取材したのだろう。「アドルフに告ぐ」にも見劣りしない内容で、虫プロ出身、手塚治虫の後継と言われていたというのも納得。作者が早くに亡くなったことが惜しまれる。

Posted by ブクログ

2022/04/13

28pから始まる、フンベルバルディンクの台詞。 ぼくは野山を歩くのが好きなんだ……。 ヘェェ……もうひなげしが蕾をつけているぞ。 (わあほんと) きみたち突然変異って知ってるかい? (知らないね) 生物が……親の系統になかった新しい性質が、突然生物体に出現し、それが遺伝する現象...

28pから始まる、フンベルバルディンクの台詞。 ぼくは野山を歩くのが好きなんだ……。 ヘェェ……もうひなげしが蕾をつけているぞ。 (わあほんと) きみたち突然変異って知ってるかい? (知らないね) 生物が……親の系統になかった新しい性質が、突然生物体に出現し、それが遺伝する現象のことなんだ。 つまり今まで続いていたものと違う形や性質が、ひょっこり現れるんだよ。 フーホ・ド・フリースという人の説なんだが。 それ以前にダーウィンは自然淘汰を唱えていた。 これは環境の変化など生存環境の結果、適者生存して子孫を残し、劣者は子孫を残さずに亡びるということなんだ。 弱肉強食だ。 (あ……) どちらも、生物の進化がどのように行われるかという説明だ。 つまりこの花が新種をつくるのは、この花の中に変化をもたらすものがあるという説と、外からの刺激によるという説だね。 そのどちらが自然の摂理か、あるいは両方なのかわからないが、ぼくはそのことからこんなことを想ったんだ。 力と運命……。 人間は過去へも未来へも行ける。 記憶、思い出……理想、憧れ……。 それは人間の力だ! 才能だよ。 ぼくにも、クリロ、フィー、きみたちにもあるんだよ。 人間は現実の時間を歩きながら、頭の中で時を戻ったり先へ進んだりできるってことなんだ! 100万光年先の星も想い浮かべられるってことなんだ。 (なんだか空想小説みたい……) そう、空想さ。 空想できるのは生物の中で人間だけだ。 今、僕が空想しているのは、カエルの子はカエルじゃなくなるっていう空想さ。 (なんだかむずかしいわ……) (じゃあ人間の子は人間じゃなくなると何になるのさ。ドラゴンかい。ハハハハ……) ああ、もしかしたらね! (チェッ! 謎々みたいなことばかりいうな)

Posted by ブクログ

2021/12/24

読み始めるまでに時間がかかったけれど、読んでよかった。 漫画の知識だけであたかも分かったかの様に思ってはいけないのだろうけれど、日本人に遠い国の内戦について考えるという思いを向けてくれる。

Posted by ブクログ

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