巨人の星(文庫版)(8) 講談社漫画文庫

梶原一騎(著者)

• 販売会社／発売会社: 講談社
• 発売年月日: 1995/07/01
• JAN: 9784062601054

商品レビュー

2024/07/07

一徹のコーチングのもとで、大リーグボール打倒ギプスによる特訓を受けたオズマは、目に見えないほどの高速スイングで活躍します。一方飛雄馬も、美奈の死を乗り越えてふたたび戦いの舞台にもどってきますが、花形はすでに一徹とオズマが大リーグボール一号を攻略するための準備が整っていることに気づいていました。そして飛雄馬は、オズマとの直接対決で満塁ホームランを放ちます。

敗北した飛雄馬は一徹の厳しさを思い知るとともに、ふたたび立ちあがり、伴を相手にさらなる魔球を編み出すための特訓をはじめます。

幼いころから一徹のスパルタ教育のもとで野球一筋の道をあゆんできた飛雄馬が、人間としての葛藤を経験し父子対決を通して父を乗り越えていくという、ヒューマン・ドラマの要素が強くなってきたこともあり、ストーリーにやや膨らみが出てきたようにも感じます。

2015/08/12

ここから第二部。
中日ドラゴンズに一徹父ちゃんとアメリカのオズマが入団。
チューもしないで死に別れた初恋の美奈さんの死でぐったりしていた飛雄馬くんは花形くんに殴られて覚醒。
大リーグボール一号は再びオズマくんに敗られるも、そこから立ち上がって、飛雄馬くんは消える魔球＝大リーグボール第二号を完成させる…と。

しかし、父ちゃんはどうしてここまで飛雄馬くんを叩き潰すのかな～。
挫折から立ち上がってより強くなるタイプだってのはわかるけれど、もうプロとして巨人に入っているんだし、ケガをしたりダメになったらそこまでって割り切れるほど高いところにある「巨人の星」を目指しているのは理解できるんだけど…。