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ヒトとAI 岩波新書2122
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ヒトとAI 岩波新書2122

岡野原大輔(著者)

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ヒトとAI 岩波新書2122

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 岩波書店
発売年月日 2026/07/24
JAN 9784004321224

ヒトとAI

¥880

商品レビュー

4.1

25件のお客様レビュー

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2026/09/23

AIが今の人間社会に及ぼしうるインパクトと問題について、様々な角度から簡潔に解説している。著者はAI技術そのものの権威者でもあるので、その分析には重みを感じる。 AIと人間の差異は、①AIは学習や経験を人間のようには内面化しない。②AIは人間のように有限の時間を生きているわけでは...

AIが今の人間社会に及ぼしうるインパクトと問題について、様々な角度から簡潔に解説している。著者はAI技術そのものの権威者でもあるので、その分析には重みを感じる。 AIと人間の差異は、①AIは学習や経験を人間のようには内面化しない。②AIは人間のように有限の時間を生きているわけではない。という二つが大きい、とまとめているように読めた。これに伴い、今後、AIが示す判断や「神託」についての「責任」の所在をどう考えるか・・日常の言葉でいえば「無責任」なAIをどう扱うか、というのが最大の問題になるであろう。

Posted by ブクログ

2026/09/21

人間とAIの違いを、様々な認知機能から捉え直し、AIが人間とは異なる仕組みで情報を扱っていることを整理している。 特に、人間は有限の時間を生き不可逆を前提とした判断を行うのに対し、身体のないAIは責任を取ること自体ができない。 AIの進歩に伴いAIが生成したものの正しさを人間が確...

人間とAIの違いを、様々な認知機能から捉え直し、AIが人間とは異なる仕組みで情報を扱っていることを整理している。 特に、人間は有限の時間を生き不可逆を前提とした判断を行うのに対し、身体のないAIは責任を取ること自体ができない。 AIの進歩に伴いAIが生成したものの正しさを人間が確認することが困難になってきているが、それを社会の中でどのように扱うのか、責任を誰が負うのかが重要な問題になる。 さらに、人間とAIが適切に協働するためには、両者の違いを理解したうえで、どのように情報や意図を伝え合うかを考える必要がある。 繰り返しになるところもあるが、本の内容についてさらに詳しく見ていく。 この本は、難しい語彙や専門用語は使われておらず、文章そのものは読みやすい。 しかし人によっては難しく感じるかもしれない。 なぜなら、人間の特性とAIの現状での機能を知って比較するにあたり、抽象的な概念を用いて表現することは避けられず、著者が一つの抽象的な議論から次の議論へ進むとき、その間にある思考の階段を自分で追うことになるからだ。 その助けとなるように、この本は身近な具体例を意識的に組み込んでいる。 具体例がその階段の途中にある手すりや踊り場として機能しており、階段を上がりやすくなっている。 それでも、章や例を理解するだけでは、この本をちゃんと読んだとは言えない。 「なぜここから次の話になるのか」を自分の頭の中で追わなければ、人間やAIについての断片が見えるだけで、現状を知り将来のあり方を考えるための一つの地図にはならないからだ。 だから、この本の評価は読み方によって大きく変わる。 AIを実際に使い、AIを社会にどう組み込むかを考えている人にとっては、人間とAIの能力や限界、どこまでを委ねられるのか、責任をどう設計するのか、人間とAIのコミュニケーションをどう再設計するのか、といった議論がそのまま社会設計の足場になる、優れた実用的な本になると思う。 一方、哲学や思想の既存の枠組みから読む人は、概念や用語の扱い方に目が向くかもしれない。 しかし、これは現状を整理するために書かれた本であるので、すでに始まった新しい世界を知りたいのならば、今までの概念にはこだわらず、筆者の主張をそのまま読むことを私はおすすめしたい。 また、AIについてすぐに使える知識や答えを求めて読む人にとっては、さらに遠回りに見えるだろう。 人間の認知や判断まで遡り、そこからAIとの関係や社会の設計へ進んでいくからだ。 繰り返しになるが、この本はこの時点での整理であって、社会やAIが変化すれば対応法も変わるため、実際的なマニュアルは書かれていない。 しかし、そのマニュアルを作るにあたって必要な材料はここにある。 この本では、「AIを使う以上、最終的な責任は人間にある」という、今までずっと言われてきたことが繰り返されているが、単なる結論としてではなく、その考えに至る背景を整理し、これからどう進むかについての足場を固めてくれている。 さらに、この本が掘り下げているのは、その責任を引き受けるとはどういうことか、そのために人間とAIの関係をどう設計するのかというところだ。 人間とAIの能力をそれぞれ把握し、何をAIに任せられるのかを考える。 人間とAIのコミュニケーションを設計し直す。 さらに、人間とAIが共有できる言語や表現の層まで考える。 そして重要なのは、指示の出し方を考えるだけではなく、変更や停止といった安全の仕組みを組み込むこと。 つまり、AIは責任を取れない存在であることを前提として、人間とAIが一緒に仕事をする社会を、どう設計するかという話である。 自然言語には、人間同士なら共有している前提や曖昧さが大量に含まれている。人間には便利なその曖昧さが、AIとのコミュニケーションでは問題になる。 そのような共通言語を作るといった将来像を含めて、これからの社会設計が語られている本である。 進化が人間の理解を超えてきているAIについて、便利になっている反面、不安な気持ちを抱えている人も多いと思うが、私にとっては現状が整理でき新たな視点を得られ、これからの自分や社会について考えるきっかけとなる良い本だった。 この本は私だけではなく多くの人にとって、アンカーになりえるのではないかと思う。 そしてこれからまた、社会という船は進んでいく。 アンカーを下ろしたとしても、大きな波が来れば船は動かざるを得ない。 そうやって、人間も社会も変わっていくのだ。 この本についてもう少し考えたことは、自分のサイトにも書いています。 「頭の中の小さな星たち ときどき星座」 https://harunomikan.github.io/mikan/

Posted by ブクログ

2026/09/21

AIによって人間の生活はどう変わるのか 目まぐるしく進歩するAIの流れに、翻弄されることなる人間が向き合うべき姿勢とこれから作って行くべき可能性について。

Posted by ブクログ

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