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海を破る者 文春文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
| 発売年月日 | 2026/07/07 |
| JAN | 9784167925260 |

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海を破る者
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海を破る者
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商品レビュー
4.1
21件のお客様レビュー
非常に面白かった。まず、これまで時代物といえば江戸時代が舞台のものを読むことが多く、鎌倉時代の、それも蒙古襲来だなんて、中学生あたりの歴史の授業以来のワードに衝撃を受けた。 六郎のその後について気になって調べたし、当時の蒙古軍や鎌倉幕府についてももっと知りたくなってしまった。
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序章/邂逅の夏/眩惑の秋/決心の冬/真実の春/西海に至る/河野の後築地/海を破る者/終章 鎌倉幕府に逆らって没落した河野家 一族に起きる内紛 六郎は様々な時を過ごしながら考える 静かに深く 日ノ本の他に国があり、見た目の違う、言葉の違う人がいると知り考える より深くより広く ...
序章/邂逅の夏/眩惑の秋/決心の冬/真実の春/西海に至る/河野の後築地/海を破る者/終章 鎌倉幕府に逆らって没落した河野家 一族に起きる内紛 六郎は様々な時を過ごしながら考える 静かに深く 日ノ本の他に国があり、見た目の違う、言葉の違う人がいると知り考える より深くより広く 繁と令那はどこまで行ったのだろう 六郎もいつか漕ぎ出せると良いな
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主人公の六郎は、伊予の国の武士集団・河野家を継ぐ当主だ。 河野家は、源頼朝が鎌倉幕府を開いて以来、源一族、北条一族に次ぐ名門だったが、後鳥羽上皇が源頼朝討伐を命じた承久の乱で、朝廷側に就いたために没落した。 河野家の強みは、伊予の国が瀬戸内海に面していることから、海上の戦には長...
主人公の六郎は、伊予の国の武士集団・河野家を継ぐ当主だ。 河野家は、源頼朝が鎌倉幕府を開いて以来、源一族、北条一族に次ぐ名門だったが、後鳥羽上皇が源頼朝討伐を命じた承久の乱で、朝廷側に就いたために没落した。 河野家の強みは、伊予の国が瀬戸内海に面していることから、海上の戦には長けていた。 そのため1274年、フビライによる元の軍が博多湾に襲来した時、本来であれば前線で戦わなければならなかった河野家だったが、当時の河野家は貧しく、戦の船を用意することが叶わずに不戦の状態だった。 その後懸命に財を蓄え、何とか300石の大きい和船を建造し、噂されている次の元寇との戦に備えた。 そんなある日、六郎が湊に出向いた際、奴隷商人が引き連れていた奴隷に視線を注ぐ。 そして青い瞳に黄金色の髪、白雪のような美しい白い肌をした若い女性を六郎は買い求めた。 その時、六郎が慰み者として買い求めたのだろうと思った男が六郎に喰ってかかる。 六郎は誤解だと言い張るのだが、男は高麗人のために言葉が上手く通じず、しかしその男も買い求めた。 六郎が異国の奴隷を買い求めた理由は、子供の時から海の彼方の世界に興味を抱き続けていて、異国の話を聞きたかったことから2人の奴隷を買い求めたのだった。 『 海を破る者 』は、元寇の役を迎える日の本の内情が大きなテーマとなっているのだが、戦闘の場面は然程描かれてはいない。 むしろ六郎を中心とした人間関係の描写が大半で、鎌倉時代を通して現代の世界が抱える問題を炙り出し、照らし合わせて一考する内容だ。 人種差別、民族問題、絶え間ない戦争等々、人間が抱える非合理な行動・考え方に歴史を踏まえての一考を要求しているように思える。 読書後、六郎のような思い遣りと清々しい生き方に思い焦がれてしまうのだが、もはや年老いた私にとっては少々手遅れだったな〜と自覚した次第だ。
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