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ファイナル・スコア ハーパーBOOKS
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ファイナル・スコア ハーパーBOOKS

ドン・ウィンズロウ(著者), 田口俊樹(訳者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 ハーパーコリンズ・ジャパン
発売年月日 2026/05/25
JAN 9784302119820

ファイナル・スコア

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商品レビュー

4.2

5件のお客様レビュー

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2026/07/09

引退という話を聞いたので、前作が最後の作品かと思っていたら、まさかの新作。 どれも毎度のごとく面白い。 個人的にベストは「衝突」。カタギが刑務所に入って、サヴァイブして、出てきてからもしつこく絡む中のしがらみにケリをつける。 また次作を期待してしまうウィンズロウファンです。

Posted by ブクログ

2026/06/22

☆ドン・ウィンズロウは最後の作品として『終の市』を書き引退を表明したはずなのだが、今、唐突に短編集がお馴染みのハーパーBOOKSから邦訳出版されたので一作一作を丁寧に読んだので、作品毎にレビューしよう。 ●『ファイナル・スコア』 タイトル作なので全体の中でもパワフルでインパクト...

☆ドン・ウィンズロウは最後の作品として『終の市』を書き引退を表明したはずなのだが、今、唐突に短編集がお馴染みのハーパーBOOKSから邦訳出版されたので一作一作を丁寧に読んだので、作品毎にレビューしよう。 ●『ファイナル・スコア』 タイトル作なので全体の中でもパワフルでインパクトのある作品なのだが、アウトローがどんな人生の終わり方を迎えるかというところがテーマになっているところを観ると、まるで引退を表明した作家自らをなぞらえて描いたストーリーなのかなと思う。ドン・ウィンズロウの等身大の主人公とは言い難いが、如何にもウィンズロウらしい遊びの入った人間模様を絡ませ、難攻不落のカジノを襲撃することを最後に挑んで刑務所で事件を終えたいという襲撃モノではあるが動機と結末がウィンズロウらしく風変わりで人を食った作品であるように思う。 ●『サンデー・リスト』 この作品はとても短編らしくて好きである。ロードアイランド州では日曜日の酒の販売が禁止されているらしいのだが、違法に日曜日も酒を販売する青年がいる。時代は1970年、何とベトナム戦争のさなかに大学進学を目指すニックという青年が主人公である。何となくおかしみのある青春ものかと思ったら、洒落た結末が物語の時計を現代という時代に大きく動かして驚かせてくれる。ウィンズロウらしく、アイディアの効いた作品であった。 ●『北棟(ノース・ウィング)』 一言で書くと、交通事故を起こし一人の女性を死に追いやった従妹を助けるために自分の人生を壊してしまう警官の物語。収監される刑務所の中で北棟だけは受刑囚たちに手を出されない安全な収容場所なので、彼は従妹をそこに移すためにギャング組織にまで魂を売ってしまう。そのために追いつめられてしまう主人公が最後に取る手段が落ちとなっている。いわゆるノワールな喜劇のような出来の短編である。 ●『ほんとの話(トゥルー・ストーリー)』 作者の遊び心の一つかな? 二人の男の会話だけで構成されるブラックなストーリー。会話だけということは状況説明など客観的な説明は一切なし。舞台作家やTVドラマのシナリオライターなら、こういう叙述法に慣れているのかもしれないが、まさかウィンズロウがこんな短編を作るとは! ●『ランチブレイク』  これは嬉しい。独特の世界観で描かれた夜明けのパトロール・シリーズの最新短編作品なのだ、あのブーン・ダニエルズやサーファー仲間たちと再会できることが嬉しかった。ウィンズロウならではの個性とその場所の空気までが蘇る。軽妙なストーリーでありながら、以前『紳士の黙約』のレビューで書いたように、<カリフォルニア州サンディエゴ市パシフィック・ビーチ>がやっぱり主役なのかと思われるくらいに仲間たちや海の息吹が感じられてしまうのはぼくだけであろうか? ●『衝突』  この作品集の掉尾を飾るのは、150ページ超のこの中編小説。愛する妻と愛息と、ビジネス上でも幸福な人生を送るマカリスターが、家族に降りかかった危機の現場で見も知らぬ運転手を一瞬の怒りと一発の殴打で殺してしまう。その後、同書収録の短編で扱われた『北棟』へ収容され永い収容所生活と贖罪の日々を送る。彼の不幸を利用して悪の世界へ導こうとする一派と出所後、家族を守り再生しようとするマカリスターの駆け引きが読みどころとなるスリリングでアクロバティックな展開が面白い。 ☆巻末解説で書かれている通り、断筆宣言をしたウィンズロウがこうしてペンを取り直したのなら、いっそ本来の長編小説の世界に舞い戻って頂くわけにはゆかないものか。改めてそう思わせてくれる重厚で意味ありげな作品集である。

Posted by ブクログ

2026/06/12

プロローグ 一度引退宣言をしたドン・ウィンズロウの新作 締め切りのない世界で書き上げたメンタルフリーの一作 頁を捲りながら思わずほくそ笑む “これだよ、これ!”と…… 本章 『ファイナル・スコア』最高の★4 極上の自分時間が過ごせる5編からなる中編集 ドン・ウィンズロ...

プロローグ 一度引退宣言をしたドン・ウィンズロウの新作 締め切りのない世界で書き上げたメンタルフリーの一作 頁を捲りながら思わずほくそ笑む “これだよ、これ!”と…… 本章 『ファイナル・スコア』最高の★4 極上の自分時間が過ごせる5編からなる中編集 ドン・ウィンズロウは、一度2024年に引退宣言をするが、その舌も乾かぬうちに翌年度本作を発表する なんでも、締め切りのない状態での初の作品というこどで、叙情的な文体にも磨きがかかっており 彼お得意のクライム小説に更なる華を添えている 声を大にして云いたい 最高の★4だと!!! エピローグ タランティーノのハリウッドデビュー作 『レザボア・ドッグス』が好きで堪らない 低予算、典型的なアメリカンダイナーと倉庫のみで繰り広げられる犯罪活劇 個性あふれる俳優陣とスタイリッシュなブラックスーツで統一し、何と言っても脚本が素晴らしい オープニングのアメリカンダイナーでの台詞回し マドンナの“ライク・ア・ヴァージン”の歌詞の意味合いや、チップをやるやらないでのくだらない会話 恐らくアメリカの低所得者層の日常会話がこれでもかと繰り広げられる これが、頗る面白い そういった、80年代後半から90年代にかけての ハリウッド映画にみられる日常会話が、本書では 十二分に堪能出来る 正に円熟の文体ではないであろうか 私は常々言っている ★4は、少し納得いかないと… でも、最高の★4がここにある 大満足の★4であったと 最後にそう思った!!!                      完

Posted by ブクログ

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