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トンデモ学説をぶった斬ったら比較言語学の入門書になった件 激論十番勝負
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 晶文社 |
| 発売年月日 | 2026/05/12 |
| JAN | 9784794980557 |
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トンデモ学説をぶった斬ったら比較言語学の入門書になった件
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トンデモ学説をぶった斬ったら比較言語学の入門書になった件
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商品レビュー
4.5
4件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
比較言語学が利用できるものは言語データセットに見られる規則的な音韻対応(「規則性仮説」)のみであって、推論に基づく内的再建は許容してはならないというのが筆者の主張だが、業界の実情としてはトンデモ学説と区別の付かない推論が跋扈している。 比較言語学にある種のあこがれを持ってこの本を読んだが、打ち砕かれた。もはや実証可能な範囲での比較言語学的な論点は20世紀のうちに出尽くしており、比較言語学は役目を終えた終わりゆく学問だという。 期待が粉砕されたという意味では残念だが、筆者の主張が本当なら、比較言語学に深入りする前にこの警告ともいうべき書に出会えたのは良かった。
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トンデモ学説はなぜトンデモなのか、比較言語学の視点から一刀両断する。様々な学説に見られる間違った前提や論の展開を丁寧に切り、説得力ある擬態を見抜く視点が身につく。専門性の高い箇所もあるが最後に分かりやすくまとめている。
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非常に刺激的な一冊だった。題材の一つは、日本語の起源をめぐる、もっともらしくも怪しげな「トンデモ学説」である。本書は、それらがなぜ学問的に成り立たないのかを、比較言語学の方法に基づいて一つひとつ鮮やかに切り崩していく。最初に比較言語学の研究方法の概説があり、読み進めるうちに比較言...
非常に刺激的な一冊だった。題材の一つは、日本語の起源をめぐる、もっともらしくも怪しげな「トンデモ学説」である。本書は、それらがなぜ学問的に成り立たないのかを、比較言語学の方法に基づいて一つひとつ鮮やかに切り崩していく。最初に比較言語学の研究方法の概説があり、読み進めるうちに比較言語学の考え方や手続きを具体的に学べる入門書になっている。 興味深いのは、トンデモ学説を方法論的に批判するだけでなく、なぜそのような説が魅力的に見え、人々の間に広まっていくのかにまで踏み込んでいる点だ。分かりやすく壮大な物語は、「分からない」という地味な結論よりも人を引きつける。しかし、言語の系統関係を論じるには、やはり確かな証拠が欠かせない。 言語は時代とともに失われ、変化し、他の言語から要素を取り入れていく。その過程で生じる空白や例外を、都合のよい想像で埋めてはいけない。まして、似ているという印象や多数の賛同だけで結論を押し通すこともできない。証拠が足りなければ「分からない」と認める。それは逃げではなく、研究者に求められる誠実な態度なのだとあらためて感じた。そして、答えがあったとしても、辿り着けないということもありうるのだ。これも認めなければいけない。 言語は誰にとっても身近であるだけに、思い込みや独断で判断しやすい。本書には、言語について考え、調べ、語る際に私たちが知っておくべきことが詰まっている。トンデモ学説を笑って終わるのではなく、自分自身の考え方を点検させられる本でもあった。
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