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竜送りのイサギ(七) サンデーCSP
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竜送りのイサギ(七) サンデーCSP

星野真(著者)

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竜送りのイサギ(七) サンデーCSP

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 小学館
発売年月日 2026/05/12
JAN 9784098545766

竜送りのイサギ(七)

¥550

商品レビュー

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2026/05/25

火産霊衆の狙いは判らない。しかし、何らかの備えは必要。そうしてイサギ達に与えられた役目は心都の満喫か 思えば、この土地に来てから息苦しい時間が多くて、市井に紛れていたイサギですら心都を楽しめていたとは言えないもんな。賢心から白兵戦力として求められてはいるけれど、こうして心都の素晴...

火産霊衆の狙いは判らない。しかし、何らかの備えは必要。そうしてイサギ達に与えられた役目は心都の満喫か 思えば、この土地に来てから息苦しい時間が多くて、市井に紛れていたイサギですら心都を楽しめていたとは言えないもんな。賢心から白兵戦力として求められてはいるけれど、こうして心都の素晴らしい姿を記憶に留める事は必要だったのだろう と、後からすれば思ってしまうな…。それくらいに直後に起きた悲劇はあまりに悲惨だったから…… 本作で起きる悲劇って竜というイレギュラーは居ても、基本的に人に拠って起こされる事態が基本にあったんだよね。だからこそ、人に拠って忌避されるイサギやツバキの出自の哀しさ、二人を差別しないチエナミや旅の中で出会う人々の温かさを感じ取る事ができた でも、今回は『大災』と銘打たれているように、人を超越した存在による理不尽な悲劇。とてもじゃないが人の身に抗える要素など何もない。それでも、せめてもの人助けくらいは出来るからチエナミ達は己を顧みず被災者救助を行うわけだ こうした展開になると竜が落ちる直前に西狐の台詞が響いてくるね 彼らは一般民衆よりも特権的な地位に居るが故に民を守る責務を持つ。同様に御三家の一角であるチエナミだって苦しむ町民達を前に動かずにいられない。燃える街が自分の好きな街であれば尚の事。彼らは立場から来る道徳心によって民の救助を優先した 対してそういった立場にないイサギが最も守りたい者はチエナミか……。だから助けを求める民よりもたった一人を優先した。 これはどちらが間違いだと言えるものでは無いよなぁ…。何か言えるとしたらそれこそ立場が違うとしか… そうした立場の違いは心都に圧力をかけるスズランにも少々見えるね 彼女は当初こそ法王の権威を笠に着て憎き胸州公と須佐家を根絶やしにしようとしていた。それは信仰心から来るものか。しかし実際に多数の民が死ぬ様を前にすれば様々な恐怖が去来する。それでも彼女は巽皇を利用して民を焼き殺した事実を事実として認めるわけにはいかない立場に追い遣られていた。いわば彼女は道徳心より立場を優先せざるを得なくなっていたわけだ 既に多くの人心が苦しめられている現状、しかし落ちたのが巽皇であるならばもう一対が居るわけで… 残り一対も落ちる可能性が高い。ならばこそ為政者の口に上がるのは竜殺しか…。まだ先の話だと思っていた竜殺しが遂に掲げられたね…。これはとんでもない事態だよ…… と、そういった事態でも争いを止めようとしないのが火産霊衆とは…。彼らは本当に一般人とは異なる条理の下で動いているね でも、そうして人の争いになれば、人の身で出来る事はある。大災や竜殺しではイサギに出来る事は限られる。しかし、人を殺すという単純な図式においてイサギ以上の適任者は居ない 他方で気になるのはイサギの手に渡ったのが小振りでも竜殺しの刃である点か 通常の刀でも竜の雷を斬った彼の手にそうした権能を持つ刀が渡った今、もしイサギと巽皇が邂逅すれば果たして何が起こり得るのだろうね?

Posted by ブクログ

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