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なぜ人は挨拶するのか ちくまプリマー新書521
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 筑摩書房 |
| 発売年月日 | 2026/04/09 |
| JAN | 9784480685537 |

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なぜ人は挨拶するのか
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商品レビュー
3
3件のお客様レビュー
挨拶の役割や機能を社会言語学(?)的に解釈する本なのかなあ、と思ったら、全く違う哲学の本だった。 『挨拶の哲学』という、専門書として出した既刊を、一般向けに分かりやすく書いたものであるとのこと。 たしかに、とてもわかりやすい。 使われている言葉がとても柔らかい。 人間は「親しい...
挨拶の役割や機能を社会言語学(?)的に解釈する本なのかなあ、と思ったら、全く違う哲学の本だった。 『挨拶の哲学』という、専門書として出した既刊を、一般向けに分かりやすく書いたものであるとのこと。 たしかに、とてもわかりやすい。 使われている言葉がとても柔らかい。 人間は「親しい他者」から、挨拶という親しみを贈与され、それに支えられ生きている。 親しみを贈与してくれるのは、人ばかりではなく、周囲の環境も含まれる。 しかし、人は二本の足で「自立」するようになると、経済性や合理主義、利己心に染まり、挨拶を切り捨て、他者に無関心になっていく。 無関心の恐ろしさに気づいた人が、挨拶を介して、苦しんでいる「無告の人」の声なき声を聞き取り、「悲しい優しさ」を贈り続けることが大切だ―というのが、雑だけれど本書の主旨だと思う。 宗教だな、と思った。 いや、もともと宗教は哲学に含まれるのだっけ? 確かに、現代は、人が分断され、自分の事だけで精一杯という世の中。 自然を傷つけていることにも無関心であり、動植物の命を殺生することにも痛痒を感じない。 そんな自分に気づいて、いやだなあ、と思うことはあるから、本書の言うことはたしかにそうなのだろう、と思う。 ただ、どうすればいいのかということについては、全く納得できなくて…。 誰も助けてくれないから、自分で何とかするしかない。 利己主義と言えば利己主義だけれど、個人が変わればなんとかなるとはとても思えない。 それは筆者も分かっておられるようだったが。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
著者のように、心が広くも優しくもないので、共感するところがあまりなかった。あまり挨拶について書いてない気がした。著者と違い、暗闇は安心より怖さを感じるし、害虫は憎しみをもって退治するからいなくなるとすっきりするし、冬野菜は健気さより雪が溶けたら取りに行こうかくらいしか考えてない。大根にすが入ってたらやだなくらい。視点が違いすぎる。ピュア。室生犀星の動物詩集見て感動してそう。私のように水族館のイワシの群れを見て生姜で煮たらうまそうだとか思ったりしないのだろう。鯛はバジルのソテーとあら汁にして鱚は唐揚げだ。面倒な性格の私はいずれ孤独になるだろう。しかし、この人の言う無名無告の人になるとは思えない。今だって独り言をしていても楽しいのだから。
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人はなぜあいさつするのか知りたいわけではないけれど、この本を手に取った自分でよかったな。 心をもっと開いてみようと思えました。
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