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タイム・シェルター
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タイム・シェルター

ゲオルギ・ゴスポディノフ(著者), 寺島憲治(訳者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 早川書房
発売年月日 2026/04/02
JAN 9784152104717

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みんなの感想まとめ
  • タイムトラベルアルツハイマー再生
  • クリニックノスタルジー集団心理
  • 過去への逃避現実逃避
  • 1960年代文化再現
  • 社会不安と分断
  • 思い出の監獄幸福な時代模倣と影響
  • ブッカー受賞作深い考察

幸福だった時代を再現し、アルツハイマー治療を目指すクリニックを舞台にした物語は、ノスタルジーと集団心理の恐ろしさを描いています。認知症患者が特定の過去の環境を追体験することで症状改善を図る中、一般の人々も過去の時代を求めるようになり、ついには各国が国民投票で望ましい過去を選ぶ事態に発展します。作品は、個人の思い出から国家全体が過去に退行する様子を描写し、現代社会の不安や分断と重なるテーマを持っています。特に1960年代から1980年代の欧米文化に詳しいと、作品の深みをより楽しむことができるでしょう。全体を通じて、過去への逃避とその影響を問い直す考察が織り交ぜられており、読者に強い印象を残します。

※この内容はAIが作成したものであり、ブックオフ公式オンラインストアの見解や意図を示すものではありません。

2026/08/04

認知症患者の治療ために生まれた特定の過去の時代設定を模した施設。 これを一般の人も利用したい…となる。 これはわかる。自分の若かりし頃を懐かしむ感じ。音楽も10代20代で聴いてたものが、今もいちばん心に響くし。 ところが、この本の中では、いつの間にかヨーロッパの各国それぞれが...

認知症患者の治療ために生まれた特定の過去の時代設定を模した施設。 これを一般の人も利用したい…となる。 これはわかる。自分の若かりし頃を懐かしむ感じ。音楽も10代20代で聴いてたものが、今もいちばん心に響くし。 ところが、この本の中では、いつの間にかヨーロッパの各国それぞれが、過去のどの時代の世界で生きていくかを選ぶための国民投票を実施するというところまで行き着いて… 最初、なんだかよくわからんと思っていたけど、終盤に来て腑に落ちた。 ところで、こういう本を読むと、その国の文化や歴史、風習等々を知っていたら、もっと面白く興味深く読めたんだろうなと思う。 前にも書いたような気がするけど、ざっとでも世界の現代史を学びたいな。

Posted by ブクログ

2026/06/16

2023年国際ブッカー賞のブルガリア文学。 認知症患者のために’60sなど特定の年代を再現した「過去クリニック」。やがてそのノスタルジーは世界を飲み込んでゆく。 あの頃はよかった…を問い直す。過去に逃避しようとする人々の姿が分断や不安に揺れる現代社会と重なる。 個人の思い出の話...

2023年国際ブッカー賞のブルガリア文学。 認知症患者のために’60sなど特定の年代を再現した「過去クリニック」。やがてそのノスタルジーは世界を飲み込んでゆく。 あの頃はよかった…を問い直す。過去に逃避しようとする人々の姿が分断や不安に揺れる現代社会と重なる。 個人の思い出の話から、国家全体が陥る過去への退行・集団的狂気へとスケールアップしていくさまがなんとも恐ろしい。 60-80年代の欧米カルチャーに詳しいとより楽しめるかもしれない。 文化はあの頃のもの、でも文明はいまを保ってネットやスマホも使えるように…はご都合すぎるよね笑 結局は今も昔もないものねだりなのかもしれない。

Posted by ブクログ

2026/06/12

ブッカー賞受賞作。 原題タイトルの造語を「タイム・シェルター」としてしまった通り、難解というよりは訳者後書を読む限りは訳出が難しい社会背景や文学的含意の記述や描写が多く、その分で可読性が下がってしまったように感じる。 話の筋を追うだけならそうでもないのだけど、こういう作品はそれ以...

ブッカー賞受賞作。 原題タイトルの造語を「タイム・シェルター」としてしまった通り、難解というよりは訳者後書を読む限りは訳出が難しい社会背景や文学的含意の記述や描写が多く、その分で可読性が下がってしまったように感じる。 話の筋を追うだけならそうでもないのだけど、こういう作品はそれ以外のところが作品の価値だから何とももったいない。

Posted by ブクログ

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