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「数値化」中毒 なぜ手段が目的に変わるのか PHP新書1459
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | PHP研究所 |
| 発売年月日 | 2026/03/18 |
| JAN | 9784569860992 |
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「数値化」中毒
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商品レビュー
4.2
6件のお客様レビュー
「エビデンスは?」とか「定量的に示せないの?」とか数字上の根拠を求められる場面は仕事でもプライベートでも少なからずある。判断の参考情報であったはずの数値が絶対的な指標になり、数値を改善すること自体が目的化してしまうことも往々にしてある。体重や血液検査の結果、偏差値、資産額などなど...
「エビデンスは?」とか「定量的に示せないの?」とか数字上の根拠を求められる場面は仕事でもプライベートでも少なからずある。判断の参考情報であったはずの数値が絶対的な指標になり、数値を改善すること自体が目的化してしまうことも往々にしてある。体重や血液検査の結果、偏差値、資産額などなど枚挙にいとまがない。 本書は「数値化中毒」ともいえる状況がなぜ発生してしまうのか、その弊害は何かを事例を踏まえてわかりやすく解説してくれる。著者のバックグラウンドの心理学における指標や結果との向き合い方も面白い。数字の改善が目的化してしまうことも恐ろしいが、占いや心理テスト、知能テストの結果などを鵜呑みにして自分の特性や未来を確定したものとして理解することも恐ろしい。 論破に代表されるように最近は1か0かを決めたがる。その延長に数値化信仰もあるように思う。グレーゾーンがあったときの方が穏やかで寛容だったと思うが、瞬間的な強さは数値化や論破に分がある。せめて数字を読むリテラシーや人間が本質的に持つ思考バイアスについての理解は深めておきたい。
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・最初は「良い経験ができればいいか」と思って始めた習い事なのに、子どもたちが習い事に通い始めると、親は「どうしてうちの子は、あの子よりもうまくできないのだろう」「このまま習い事を続けても意味があるのだろうか」といったことが思い浮かぶようになります ・死亡率が医療機関の成果指標とし...
・最初は「良い経験ができればいいか」と思って始めた習い事なのに、子どもたちが習い事に通い始めると、親は「どうしてうちの子は、あの子よりもうまくできないのだろう」「このまま習い事を続けても意味があるのだろうか」といったことが思い浮かぶようになります ・死亡率が医療機関の成果指標として機能すると、複雑で困難な治療を必要とする患者や、重症の患者を病院が引き受けるのを避けようとするようになり、手術に成功しやすいリスクの低い患者ばかりを選別する傾向が見られるようになりました。測定のための指標が行動の目標に転化するときに生じる問題 ・絶対温度(ケルビン)は摂氏や華氏の温度とは異なり、絶対的なゼロが存在する尺度です。0Kは分子の運動が完全に停止した状態を指しており、これ以上低くならない温度を意味します。そのため、絶対温度では「2倍」や「半分」といった比率の表現が可能になります。このように、比率尺度は「0がいいのあるゼロ」を指しており、数値の差も比率も両方に意味があるという点で、最も情報量の多い尺度ということができる ・構成概念の可視化の前提となるのは「差(ばらつき)」が生じていることです。ある人と別の人との間に「何かしらの違い」が生じていることが、これらの構成概念を測定するときの前提となります ・うまく将来が予測できるものには「価値がある」とみなされる ・「予測できるもの」を評価する科学的思考は、知識を積み上げるうえで不可欠です。けれども同時に、私たちは「予測できないもの」にも意味があることを忘れてはなりません
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昨今、数値やエビデンスが重視されている世の中ではあるが、それが正義だと主張するあまりに、本質や目的を見失っているケースが良くある。 とくに、SNSでは、写真や数値など、インパクトのあるエビデンスが「バズる」という形で評価されるケースが散見される。 本書では「数値」にフォーカスして...
昨今、数値やエビデンスが重視されている世の中ではあるが、それが正義だと主張するあまりに、本質や目的を見失っているケースが良くある。 とくに、SNSでは、写真や数値など、インパクトのあるエビデンスが「バズる」という形で評価されるケースが散見される。 本書では「数値」にフォーカスしているが、少し広げると、「科学的思考」の外にも意味があることを忘れてはいけないのだと気づかされた。 数値で測られた集団最適化と個人の幸福を混同するとの危うさもあり、客観的数値だけが独り歩きせずに、その裏側にある人の顔を思い浮かべて行動・判断することは重要さが説かれている。 論理だてて説明されており、すとんと腑に落ちる内容でした。
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