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おさご幻奇譚 仏原騒動異聞 河出文庫
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おさご幻奇譚 仏原騒動異聞 河出文庫

梶尾真治(著者)

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おさご幻奇譚 仏原騒動異聞 河出文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 河出書房新社
発売年月日 2026/03/06
JAN 9784309422466

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商品レビュー

2.5

4件のお客様レビュー

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2026/06/10

2026年は梶尾真治先生豊作の年。上半期で3冊も出版している。タイミングが合ってしまったとはいえ、短期間で3冊は凄すぎる。既に2冊は読了し、この最後の3冊目を満を持して万感の思いで読み始めた。本書は題名から判断して「ゑゐり庵綺譚」「壱里島奇譚」「アラミタマ奇譚」「白鳥山奇譚」と同...

2026年は梶尾真治先生豊作の年。上半期で3冊も出版している。タイミングが合ってしまったとはいえ、短期間で3冊は凄すぎる。既に2冊は読了し、この最後の3冊目を満を持して万感の思いで読み始めた。本書は題名から判断して「ゑゐり庵綺譚」「壱里島奇譚」「アラミタマ奇譚」「白鳥山奇譚」と同じ奇譚系のシリーズの一環と捉えた。 話の入りはいつも通り江戸時代と現代の状況説明から始まるが、主人公の綾司裕麻が現代からヒロインおさごのいる江戸時代にタイムスリップする方法が・・・歩いていたら江戸時代に飛んでいただって?これは意表を突く方法だ。宮澤伊織の「裏世界ピクニック」と殆ど同じだ。そしてこの方法で何度かタイムスリップを繰り返すのだが、おさごとの心の距離がなかなか縮まらない。2回目でおさごの年齢が少し上がった時には二人の間に恋愛感情らしきものが生まれると思いきや、その様な様子は読み取れなかった。どちらかと言うと、おさごは綾司裕麻に対して、自分たちの窮地を救ってくれる神の様な存在、尊敬すら感じ取れた。加えて、途中出てくる捨吉との関係の方が心と心で繋がっている様で、このことも話が全然盛り上がらない一因となっている。また、中盤から後半にかけても劇的な場面はなく、平板な話だけが流れていく。そして最後に突如現れる軽めのどんでん返しにはかなり違和感があった。果たして強引にハッピーエンドに持っていく必要があったのだろうか。 「仏原騒動」の史実に少々偏り過ぎたため、他の奇譚シリーズとは一線を画している様な気がする。何と言っても、SF設定(「時間」との闘い)と主人公とヒロインの強い心の結び付きが梶尾作品の魅力なのだが、本作品はその2つが限りなく弱かった。いろいろな大人の事情があったのかもしれないが、ちょっと納得できない。今後、「The カジシン」の様な長編を1つ書いて戴かないと私の気が収まらない。先生!その点、宜しくお願いしますよ!!!

Posted by ブクログ

2026/05/31

著者の作品で言えば『つばき、時跳び』や『アラミタマ奇譚』などと同系列。地元熊本を舞台にした“伝奇ファンタジー”です。 しかし、上記の作品群と決定的に異なっているのは“歴史的事実に題材をとっている” という点です。 延宝2年(1674)に肥後国仏原(ほとけばる)で起きた「仏原騒...

著者の作品で言えば『つばき、時跳び』や『アラミタマ奇譚』などと同系列。地元熊本を舞台にした“伝奇ファンタジー”です。 しかし、上記の作品群と決定的に異なっているのは“歴史的事実に題材をとっている” という点です。 延宝2年(1674)に肥後国仏原(ほとけばる)で起きた「仏原騒動」を題材とした物語ですが、一揆を起こしたとされる一族の娘おさごと現代の青年との邂逅を軸に描かれるので、ファンタジー色の強い作品になっています。 著者は『熊本県大百科事典』でこの事件を知って興味をもち、地元新聞での連載を経て本書にその内容をまとめたらしいです。 『仏原騒動』の顛末については、歴史的事実はほとんど謎に包まれた記述ばかりで、“全く何もわかっていない”というのが正直な所なのでしょう。 しかし、以前私がレビューを挙げた飯嶋和一著『神無き月十番目の夜』(1997年刊)で描かれた常陸国で起きた『生瀬騒動』(1609)に状況がよく似ています。こちらの本は、戦国末に各地に割拠していた土豪・地侍階級弾圧の歴史を冷徹な視点で描いた創作作品でした。そのレビューに書いた通り、“このような事例は全国で多数起こっていたのだろう”という感想を、図らずも裏付けすることができたのが収穫でした。

Posted by ブクログ

2026/05/18

タイムトラベル好きとして、この筆者の作品はいくつか読ませていただいた。最後がファンタジーっぽくなるのは私は好きではないので、私的にはこの作品は残念だった。でもそれまでは楽しく読めたので星3つで。

Posted by ブクログ

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