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ギアをあげて、風を鳴らして
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ギアをあげて、風を鳴らして

平石さなぎ(著者)

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ギアをあげて、風を鳴らして

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 集英社
発売年月日 2026/02/26
JAN 9784087700428

ギアをあげて、風を鳴らして

¥1,485

商品レビュー

4.1

15件のお客様レビュー

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2026/05/01

身体がゆるやかに大人へと移ろいゆく子どもたちの季節が、大人の為にオトナにならざるを得ない日々になってしまっては絶対にいけないと、そのことを強く思いながら読みました。出来ることにも行ける距離にも限りがある中で、手が届くものへ危なっかしい不器用な全力で突き進めるのは、あの頃の私たちも...

身体がゆるやかに大人へと移ろいゆく子どもたちの季節が、大人の為にオトナにならざるを得ない日々になってしまっては絶対にいけないと、そのことを強く思いながら読みました。出来ることにも行ける距離にも限りがある中で、手が届くものへ危なっかしい不器用な全力で突き進めるのは、あの頃の私たちも持っていた未熟さ唯一の特権と言ってよいはずです。大人になれば戻ることも、そこにあった宝物に触れることも出来ず、ただ惜しい気持ちを抱えるしかしようの無い子供時代だからこそ、この瞬間の彼ら彼女らには、今はまだ《「ちゃんと漕ごうって思わんでええねんで」111p》という愛情で包んだ言葉を私たちは手渡してあげるべきなのだと思います。

Posted by ブクログ

2026/04/24

すごい!!すごい!!すごい!!! こんな素晴らしい小説に出会えたのはいつ以来? いや、初めてかもしれない! 青春?てほど成熟してないけど確かに誰の中にも存在してた(ような)幼く甘く熱い(!)時代を思わせ、憧れさせるような見事な文章とストーリーでした! 面白い物語って、読み終わ...

すごい!!すごい!!すごい!!! こんな素晴らしい小説に出会えたのはいつ以来? いや、初めてかもしれない! 青春?てほど成熟してないけど確かに誰の中にも存在してた(ような)幼く甘く熱い(!)時代を思わせ、憧れさせるような見事な文章とストーリーでした! 面白い物語って、読み終わるのがもったいないなあと感じながら読み進めるのがいつもの私なのですが、かこの小説はとにかくぐいぐいとペダルを漕ぐように、先へ、先へ、と気持ちが先走りました。 癒知とクミの行動や会話もとっても良いのですが、この小説はとにかくセリフ以外の部分がすごく魅力的です。隅から隅まで、その表現がめちゃくちゃ良い! 「夏に狂ってしまった並木が、緑をもくもくとさせて空を隠していた」 「目尻がにゅっと歪む。下唇が上唇を呑みこみながら盛り上がった」 とか、とか。 こんなもんじゃないくらい隅から隅まで。 ああ、なんかもう、好き。 冒頭からラストまで、小さなふたりの狭い世界の話なのに壮大なSF映画か冒険かアクションか、いや友情と恋愛物語か?そんな感じ。 最後の最後、滑り台での癒知からクミへの言葉、涙、涙でした。 そしてラスト、これは過去でもなく未来でもなく、今、この瞬間を全力で生きてる二人だからこそ、この終わり方なんだと思う。 この本を選んでよかった!最高でした!

Posted by ブクログ

2026/04/18

平石さなぎ「ギアをあげて、風を鳴らして」集英社読了。荻堂創流会の亡き創父の生まれ変わりとして突如3歳で降り子になった吉沢癒知。父親が転勤族の渡来クミは病弱の母親と暮らす。二人は再会する。あの3歳の日より。内容は表紙が全てを表す。「行け、行け、行け!」#第38回小説すばる新人賞受賞

Posted by ブクログ

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