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チンギス紀(十六) 蒼氓 集英社文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 集英社 |
| 発売年月日 | 2026/01/19 |
| JAN | 9784087448511 |
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チンギス紀(十六)
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チンギス紀(十六)
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商品レビュー
4.5
2件のお客様レビュー
「チンギス・カンは、これから俺が首を奪る相手です。あの男と較べて、どこが狭く小さいのでしょうか?」 「そんなことを訊くなよ。笑い飛ばすのだ。そして、自分を信ずるのだよ」 「そうか。俺に足りないのは、野放図さというか、大らかさというか」 「石酪の礼はできぬ。この火の礼も」 「俺は負...
「チンギス・カンは、これから俺が首を奪る相手です。あの男と較べて、どこが狭く小さいのでしょうか?」 「そんなことを訊くなよ。笑い飛ばすのだ。そして、自分を信ずるのだよ」 「そうか。俺に足りないのは、野放図さというか、大らかさというか」 「石酪の礼はできぬ。この火の礼も」 「俺は負けるのですね、先生」 「チンギス・カンと、勝敗を分かち合える男なのか、マルガーシ殿。それほどの大きさを、どこで貰った?」(158p) マルガーシは、いったい幾度チンギスに肉薄したのか?16巻だけでも3度。総て惜しかった。そして、チンギスの首さえ奪えば、ホラズムはモンゴルに勝てたのだ。14巻から16巻まで、まるまる3巻かけてホラズム・シャー國のみとチンギスは戦い、しかも未だジャラール新帝を討ってはいない(今回で実質勝利)。しかもマルガーシも吸毛剣で剣を両断され、チンギスに斬られても未だ生きている。なんという渋とさなのだろう。チンギスが天地を司る神ならば、マルガーシは風というべきだろう。風は天地を変えない。いっときのみ崩すことはある。 天地を変えるのは、いつも蒼氓(草が茂るように数多く存在する市井の人々)なのだという説がある。戦いの話を中断して時々挿し挟まれる、トーリオ、侯春、秦広たち物流を担う両国に属さない人たちの話が、どういう役割を持つのか、想像もできない。チンギス紀では答の見つからない話かもしれない。ちなみに秦広は梁山泊秦容の孫であり侯春も侯真の孫である。侯春の師である故宣弘は宣凱の息子だ。歴史の大河に隠れた英雄の孫たちが、図らずも時代を前に進めている。 遂に最終巻を待つまでになってしまった。 アラーウッディーン ホラズム・シャー國旧帝也 使者惨殺モンゴル國戦担切 チンギス戦一進一退不相譲 遂均衡破敗走大海中阿抜島 帝八日間斬時衰弱遂覚悟死 人払独座寝台感闇白光而死 ホラズム・シャー國後滅亡
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あっという間に楽しかったチンギス紀もラス前の16巻。ホラズム国を追い込んでいくなかでマルガーシもチンギスを狙いますがなかなか機会は訪れず・・・ 最終巻はどのように終わるのか。楽しみでもあり、寂しくもあり。
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