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松本清張の昭和 講談社現代新書2800
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 講談社 |
| 発売年月日 | 2025/12/25 |
| JAN | 9784065422304 |
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松本清張の昭和
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商品レビュー
4.2
12件のお客様レビュー
・書名:松本清張の昭和 ・著者:酒井信 ・出版社:講談社現代新書 ・内容:昭和という時代を背景に、松本清張の作品世界とその社会的文脈を読み解く評論。ミステリー作家としての顔にとどまらず、ジャーナリスティックな視点や時代批評性に焦点を当て、清張文学の核心に迫る一冊。 「昭和」とい...
・書名:松本清張の昭和 ・著者:酒井信 ・出版社:講談社現代新書 ・内容:昭和という時代を背景に、松本清張の作品世界とその社会的文脈を読み解く評論。ミステリー作家としての顔にとどまらず、ジャーナリスティックな視点や時代批評性に焦点を当て、清張文学の核心に迫る一冊。 「昭和」という言葉には、どこか曖昧で、しかし濃密な響きがある。本書はその輪郭を、松本清張という巨大な作家の背中を通してなぞっていく。 私が初めて読んだ清張作品は、砂の器だった。読み終えたとき、思わず鳥肌が立ったのを今でも覚えている。あの静かで、しかし確実に追い詰めてくるような構成力。人間の暗部をえぐり出しながら、どこか哀しみを帯びた余韻を残す筆致。あれを「ミステリー」の一言で片付けるのは、いささか乱暴だろう。 本書が面白いのは、そうした「清張体験」を個人の感動で終わらせず、「なぜあのような作品が生まれたのか」という問いへと導いてくる点にある。昭和という時代の歪み、戦後の急激な社会変化、そして情報の非対称性。そうした要素が複雑に絡み合い、清張作品の土壌となっていたことが丁寧に解きほぐされていく。 また興味深かったのは、清張の出自に関する記述だ。一般には小倉出身とされているが、本人は広島だと語っていたという。このあたりの「自己の出発点」に対する揺らぎもまた、彼の作品に漂うアイデンティティの不安定さと無関係ではないのかもしれない。こうした細部に目を向ける著者の視線は、実に鋭い。 若い頃の苦労が作品ににじみ出る作家は多いが、清張の場合、それが単なる回想ではなく「構造」として作品に組み込まれている点が特異だ。さらに、本書でも触れられている通り、その執筆スピードの速さは驚異的である。量と質の両立など通常は難しいが、清張はそれをやってのけた。ここに、作家としての異様なエネルギーを見る。 ただし、本書にはやや気になる点もある。清張を「昭和の象徴」として位置づけるあまり、他の同時代作家との比較や相対化がやや弱い印象を受けた。たとえば同じく社会派の要素を持つ作家との違いをもう少し掘り下げていれば、清張の特異性がさらに際立ったのではないか。この点は、読者によってはやや物足りなさを感じるかもしれない。 とはいえ、本書は単なる作家論にとどまらず、「昭和とは何だったのか」という問いを静かに投げかけてくる。読み終えたあと、ふと新聞の社会面を見返したくなるような、そんな後味が残る。 もしかすると、もう二度と現れないのかもしれない。あれほどの才能と、あれほどの執筆意欲を併せ持った作家は。そう思わせるだけの説得力が、清張という存在にはある。
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清張先生の自伝が半生の記であるが、当書は第三者が書いた半生の記と言ったところ。膨大な著作群からの引用も有り難く、これから読み進めていく方の手助けにもなるかと思う。映像化作品の秘話なども満載。
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本書156頁に出てくる吉田満は戦艦大和の最期を書いた吉田満とは別人? 吉田満は朝日新聞勤務経験はないようだが、、、、誤解? 十万分の一の偶然 告訴せず、時間の習俗 等読んでみたい まず、松本清張はよみがえる からでしょうか?
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