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怪物 江川卓伝
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怪物 江川卓伝

松永多佳倫(著者)

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怪物 江川卓伝

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 集英社
発売年月日 2025/11/26
JAN 9784087902181

怪物 江川卓伝

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商品レビュー

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2026/02/28

プロに入ってからのことはもう何度も見聞きしたし、彼の現役最後の日本シリーズ、後楽園の対西武の3試合目、これをバックネット裏で見たのだが、なぜだろう、そこまで圧倒的な球には見えなかった。その前のシーズン中の広島戦が、江川が江川たる所以の球を投げられた最後の試合だったのかもな。 でも...

プロに入ってからのことはもう何度も見聞きしたし、彼の現役最後の日本シリーズ、後楽園の対西武の3試合目、これをバックネット裏で見たのだが、なぜだろう、そこまで圧倒的な球には見えなかった。その前のシーズン中の広島戦が、江川が江川たる所以の球を投げられた最後の試合だったのかもな。 でもそれでも西武は2点しか取れてない。 だからかな、この本を読んでて面白かったのはプロに入る前までのところだったな。 その、甲子園の5万の大観衆が固唾を飲んで黙ってしまうというそのシーンをこの目で見たかった… 今でもキャッチボールをすると、江川の投げ方がイメージされてそれを真似しようとしてしまう。誰も江川とは言ってくれないけれど…

Posted by ブクログ

2026/02/07

今年55歳の私は、江川卓氏の巨人時代しか見たことがありません。それも晩年、肩を壊して投球術で抑えていたようなイメージでした。 ところが江川氏にまつわるエピソードでは、高校野球時代に”バットに当てただけで球場がどよめいた”等々の伝説が数多く残っています。高校野球3年間でノーヒットノ...

今年55歳の私は、江川卓氏の巨人時代しか見たことがありません。それも晩年、肩を壊して投球術で抑えていたようなイメージでした。 ところが江川氏にまつわるエピソードでは、高校野球時代に”バットに当てただけで球場がどよめいた”等々の伝説が数多く残っています。高校野球3年間でノーヒットノーラン12回、うち完全試合が2回、甲子園の選抜4試合で60奪三振など、今では考えられないような記録を残されています。今から約50年前、江川氏が伝説を作り始めた高校時代に、江川氏と関わりあった人たちの証言から本書はスタートします。 野手のチームメイト(”常に完全試合の可能性があったので、守備で極度の緊張感があった”)、ドラフトにかかるほどの実力がありながら江川氏の存在のために登板機会の少なかった控え投手、江川氏からホームランを打った選手、江川氏の所属した作新学園に勝利した広島商業、銚子商業の関係者。そして大学進学後の大学野球で関わりあった人たち。本書にもあるように、江川氏と関わることで大きく野球人生が変わった人が、数多く登場します。 本書後半はプロ野球で江川氏と関わった人たちの証言です。数多くの名勝負を演じた掛布雅之氏(”掛布氏に対し、ベンチの指示で敬遠したときのボールが最も凄かった”)、1980年代の名投手遠藤一彦氏、江川氏引退のきっかけのホームランを打った小早川毅彦氏、巨人時代のライバル西本聖氏(”いわくつきの経緯で巨人に入団した江川氏。孤立する江川氏にキャッチボールの相手を申し出た西本氏の心内とは…”)、理論派として名高い江夏豊氏(”打たれるリスクのないアウトコースで勝負する江夏氏と、バッターが振る所に投げ込んで勝負したい江川氏。異なるスタイルながら認め合う一流同士のやりとり”)など、そうそうたるメンバーの証言が、江川氏の現役時代を生き生きと再現しています。 松坂大輔氏などとは異なり甲子園での活躍が少なく、YouTubeやスマホもないため、残されている映像がほとんどありません。だからこそ、本書で取り上げあれている様々な角度からの証言から、想像を膨らませて読んでいると、陳腐な表現となりますが、本当に凄いピッチャーだったのだと再認識できます。丁寧な取材に裏付けられた400ページ越えのボリュームですが、引き込まれるように読み通せました。江川卓氏を描く決定版とも言えるノンフィクションでした。

Posted by ブクログ

2026/02/01

高校野球を見た後にプロ野球を見ると、プロのレベルの高さを感じる。 ところが、高校野球の江川卓だけは、プロより凄いと思った。 ストレートが打者の手前で加速するように見えた。 それ以来、投手と言えば江川が基準。 江川に近いと感じた投手は藤川球児くらいだ。 松坂大輔も怪物扱いされる...

高校野球を見た後にプロ野球を見ると、プロのレベルの高さを感じる。 ところが、高校野球の江川卓だけは、プロより凄いと思った。 ストレートが打者の手前で加速するように見えた。 それ以来、投手と言えば江川が基準。 江川に近いと感じた投手は藤川球児くらいだ。 松坂大輔も怪物扱いされるが、江川を知っている人には「いい投手だな」くらいにしか感じなかったのでは。 松坂大輔や大谷翔平のストレートも伸びがあるが、江川卓のストレートはこの両者よりも6㎝上を通過する。 落合博満も江川卓のストレートがNo.1だと言っている。 江夏豊も江川のストレートには勝てないと言っている。 アウトローの速球で見逃し三振より、インハイの速球で空振り三振のほうが凄みを感じる。 本書は、高校・大学時代の初耳の話題も多くて面白かった。 プロでの話題では、新浦や広岡の証言が聞けたのが良かった。 巨人でバッテリーを組んでいた山倉は出てこなかったので、YouTubeあたりを探してみよう。 江川は普段は緩いけん制球しか投げないが、一度超速の牽制球を一塁手の中畑に投げたとき、顔に当たりそうになって中畑が間一髪よけたという話があった。 高校の時は、体調不良の正捕手の代わりに出た控え捕手が江川の球を捕れず、直撃を受けた主審が倒れるなど速球にまつわる話題が幾つか載っていた。 松永多佳倫さんは知らなかったが、野球関係の本を何冊も書いているようなのでもう少し読んでみようと思った。

Posted by ブクログ

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