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今を春べと
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 双葉社 |
| 発売年月日 | 2025/10/22 |
| JAN | 9784575248494 |

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商品レビュー
4.1
25件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
娘が高校に入り競技かるたを始めた。 「かるたをやりたい」を軸にして学校選びをして、少し遠く学力的にも背伸びをすることになったが、無事合格して望んでいた生活を送っている。 この本はブクログでレビューを見て、読みたいリストに入れていたが、どんな内容の本だったかは覚えていなかった。 でもタイトルの「今を春べと」という聞き慣れない、語呂も何かひっかかる感じの言葉が気になっていた。 とある休日に娘とアマプラで『ちはやふる』を観ていたら、出てきた。 競技かるたの試合開始時に場を律するために必ず最初に読まれることになっている歌。 難波津に 咲くやこの花 冬ごもり 今を春べと 咲くやこの花 知っている人は知っているのかも知れないが、自分は知らなかった。 序歌と言うのだそうだ。 とても美しい歌だと思う。 ここから必ず始めるというのが何とも風情がある。 前置きが長くなったが、あの本はかるたの話だったかと、俄然興味が再燃し図書館でお取り寄せ。 とても良かった。 もうひとつの『ちはやふる』という感じ。 あちらが青春を謳歌する若者達のかるた物語ならこちらは家事育児に追われる中でふと出会ったかるたに魅せられた主婦、希海(のぞみ)のかるた物語。 色んなかるたエピソードが盛り込まれていて、すごくかるたに興味が湧き、娘とかるた話をするベースラインを築くことができた。 自分も百人一首覚えてみたいと思った。 かるたの話だけでなく、育児の悩み、自分の時間についての家庭内での葛藤などリアルすぎるほどリアルに描かれていてむずむずした。 夫、勇助の何ちゃって理解は自分もやってしまっていそう。 他の家庭と比べたらそれでもまだ良い方、だけどやっぱり希海サイドから見たときの不公平感だったり勇助のデリカシーのないもの言いは、勇助に対して苛々を感じると共に、なんで夫ばかりがこんなにデリカシーのない生き物として糾弾されるんだ、靴下なんてひっくり返ったまま洗えばいいだけじゃんとか思う気持ちもなくはなくて、なんかこういうのって声上げ始めたら終わりなんだなって思った。 当たり前のように自然にバランス取ってるくらいじゃないと負のスパイラルに陥るだけだなと。 曖昧でもなあなあでもいい。ルールとか公平性を定めてキッチリとなんて対立なくはなかなか出来るもんじゃない。 というのは世話をかけてしまっている側の甘ったれた理屈か。 最後、息子の郁登(いくと)がかるたに返り咲くのがいい。 不純な動機でもいい。 そこにかるたバカに成り上がった母、希海の姿がチラつくのもいい。 やっぱり熱中とその萌芽は心が震える。
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大人の部活(趣味)は楽しい! でも楽しいだけではない。それぞれの事情や時には出来ない自分と向き合う事もある。それでも好きだから皆自分の時間を遣り繰りしてやっている。年齢、職業関係なく趣味の話しが出来る仲間はやっぱり得難い。 仕事や子育て等日々の生活は慌ただしい。気分転換や、自分...
大人の部活(趣味)は楽しい! でも楽しいだけではない。それぞれの事情や時には出来ない自分と向き合う事もある。それでも好きだから皆自分の時間を遣り繰りしてやっている。年齢、職業関係なく趣味の話しが出来る仲間はやっぱり得難い。 仕事や子育て等日々の生活は慌ただしい。気分転換や、自分の心をリセットする時間は心の潤いには大切な時間だ。趣味があるから頑張れるし、行かせてくれる家族にも感謝する。 子供の「やってみたい!」はどんどん出て来て移り変わるけど、郁登みたいにいつか再び始めるきっかけになる種だと思えばそれもまたよし。 子供が小さい頃は、子育てとは私を滅する事を知る事か…と思う時もあったけど、だんだん子供は大きくなって趣味を頑張ってる親を応援してくれるようになった。 私が〈いま〉を〈はる〉にする。 序歌を改めて味わうととても力をもらえる良い歌ですね。
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かるたのことがまったく分からないのだけど、主人公を通して著者のかるたに対する情熱が伝わってきた。 いつも誰かが散らかしたものを片付けたりと、とにかく毎日整えているので、かるたをすっとばすのが気持ちいい、みたいな箇所にうなずいた。 自分も何かをすっとばしたいものだ。
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