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まっとうな人生 河出文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 河出書房新社 |
| 発売年月日 | 2025/10/07 |
| JAN | 9784309422190 |

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まっとうな人生
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まっとうな人生
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商品レビュー
3.5
2件のお客様レビュー
躁うつ病の女性「あたし」(博多出身21歳)と、うつ病の男性「なごやん」(名古屋出身24歳)が、精神病院を脱走し、九州を舞台におんぼろ車で逃亡するロードノベル『逃亡くそたわけ』の続編です。 前作から10数年後、2人はそれぞれ家庭を持ち、偶然にも共に富山に暮らし再会を果たします...
躁うつ病の女性「あたし」(博多出身21歳)と、うつ病の男性「なごやん」(名古屋出身24歳)が、精神病院を脱走し、九州を舞台におんぼろ車で逃亡するロードノベル『逃亡くそたわけ』の続編です。 前作から10数年後、2人はそれぞれ家庭を持ち、偶然にも共に富山に暮らし再会を果たします。 「あたし」は、衝動に突き動かされかつての日々を愚かで、今を「まっとう」と思っています。ゆる〜くトホホな大人の話は、笑いを誘いホッとします。 そうした笑いの中に、「まっとうな人生」って、どんな人生? どうすれば送れる? 人や物事が正しい状態の「真っ当」と頭で理解しても、そんな哲学的な深い問いがもたげてきます。 富山の食・方言・歴史や文化・風景等がふんだんに描かれ、花ちゃん(あたし)の人生はまっとうに面白おかしく展開されると思いきや、コロナ禍に突入します。失われゆく日常の暮らしを死守すべく、花ちゃんはもがき続けるのでした。 自身の病気、周囲の人との摩擦や対立…。これらを極力避けつつ、日常を大事に生きることが、いかにめんどくさく難しいことかを思い知ります。他人事と思わせない不思議な味わいでした。 誰もが人生というロードノベルを生きているのでしょうか? 身の丈に合った暮らしが一番でしょうし、繰り返し難題が降りかかっても、物事に対して誠実かつ堅実な判断をしたいと肝に銘じました。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
「逃亡くそたわけ」の続編。ざっと読み返してから、臨んだ。 富山のあるあるや、県雑学や、生活や、イベントや、固有名詞たくさん。 地図があるのは前作と同じだが、経路ではなく、富山の歩き方というニュアンス。 花ちゃんもなごやんも、県外からの移住者。いわゆる「たびの人」としての生活観だが、たぶん作者の実感でもあるんだろう。 2019年4月から2021年10月まで、つまりコロナ禍の初期。 自粛と分断で生活が、ガタつきそうなのを、なんとか抑えるのだが、双極性障害持ちとして、とはいえ家族もできたいい大人として、なんとかかんとか。 特に花ちゃんが、大人になったものだなと感慨深いが、それは読者も同じ。 前作のやたけたな抒情を愛する者だが、本作もまた別の手ごたえで、よい。 娘の佳音がちょうど自分の娘と同年代ということもあり。
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