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マヨネーズ解体新書
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マヨネーズ解体新書

日本のマヨネーズ誕生100周年記念委員会(著者), キユーピー株式会社(監修)

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マヨネーズ解体新書

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 CEメディアハウス
発売年月日 2025/09/29
JAN 9784484221366

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2025/11/15

 生野菜を盛り付けたサラダは、『料理』でしょうか。「はい、料理です」と、言わしめたのはマヨネーズの存在があっから・・・のようです。  明治時代にマヨネーズが日本に伝わり、その後、関東大震災からの復興が、日本人の食生活に拍車をかけて、変化を与えました。生野菜を食べる習慣がなかった日...

 生野菜を盛り付けたサラダは、『料理』でしょうか。「はい、料理です」と、言わしめたのはマヨネーズの存在があっから・・・のようです。  明治時代にマヨネーズが日本に伝わり、その後、関東大震災からの復興が、日本人の食生活に拍車をかけて、変化を与えました。生野菜を食べる習慣がなかった日本人に、マヨネーズが、西洋料理の『サラダ』のおいしさを教えてくれたのです。  フランス料理では、『サラダは乙女の指でかき混ぜよ』というのだそうです。生野菜にたっぷりのドレッシング(マヨネーズはドレッシングの一種)をかけ、それをしっかり野菜に馴染むまでかき混ぜて、食べるのだそうです。特に、マヨネーズが全体に馴染んだポテトサラダは、おいしいですよね。あのおいしいさを思うと『乙女の指で』とは、なんともステキな表現ではありませんか。  ハイカラな西洋料理は、洋食として庶民にもじわじわと広がりました。その名脇役のマヨネーズも、メーカーによって、卵黄だけを使って濃厚な味に仕上げたもの、全卵を使って酸味を抑え淡白に仕上げたものと、バリエーションが増えてきました。マヨネーズの原型は、オリーブオイルにレモン、ワインビネガーと卵黄を混ぜたもので、その島の人たちは昔から食べてきたソースで名前はなかったとの説があるそうです。  マヨネーズの規格としては、原材料が限られており、それ以外のものを混ぜたものは、『マヨネーズ』とは言わないそうです。独占してきたメーカーも、他社の製品によって、売り上げは減ったものの、日本人の食生活とマヨネーズとの関わりが広がり、業界全体の売り上げが伸びてきたなど、マヨネーズ業界の歴史、今昔の一端を知ることができる一冊です。  ポテサラ、タルタルソースをかけたエビフライなど、昭和チックな挿絵が、ほんと、おいしいそうで食欲がそそられます。野菜をレンチンして、好きなメーカーのマヨネーズ(ドレッシング)をかけて、温野菜サラダの出来上がり。  わたしも名シェフじゃない!とニンマリしました。

Posted by ブクログ