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イメージの〈ない〉世界に生きる アファンタジア
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イメージの〈ない〉世界に生きる アファンタジア

髙橋純一(編著), 杉村伸一郎(編著), 行場次朗(編著)

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イメージの〈ない〉世界に生きる アファンタジア

定価 ¥2,970

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 北大路書房
発売年月日 2025/09/11
JAN 9784762832963

イメージの〈ない〉世界に生きる アファンタジア

¥2,200

商品レビュー

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2026/06/14

アファンタジアという、頭の中で情景描写等のイメージが湧かないという特性の人の対談を集めたもの。 数学者や物理学者にアファンタジアが多いと知り、「具体的な絵のイメージをしないほうが数学は解けるのかも」と思いつき、実際そうだった。ので、今度はアファンタジアについて知る本を読もうと思...

アファンタジアという、頭の中で情景描写等のイメージが湧かないという特性の人の対談を集めたもの。 数学者や物理学者にアファンタジアが多いと知り、「具体的な絵のイメージをしないほうが数学は解けるのかも」と思いつき、実際そうだった。ので、今度はアファンタジアについて知る本を読もうと思ったのである。 実際にアファンタジアの人にどういう状態かを語ってもらった記述を集めたものだが、細かい点を見れば、例えば記憶が得意か否かは人それぞれだったり、個性の一部という印象を受ける。 また、俯瞰的に物事を考えることや、何かをイメージしながらそのとおりにイラストを描くことはできない、道順を文字情報として文章で覚える、汚い話を食事中にしても平気、等等、普通に私もそうだけど?というようなことも結構多かった。アファンタジアという特性を補償するようにして抽象思考や言語認知特性に特化したのでは、とは思うが、ファンタジアの抽象思考者&言語認知特性特化の人と共通点が多いかもしれない。 また、視覚だけでなく他の五感も脳内で再現できるかできないかについても、人によって異なるようだった。私は嗅覚と味覚の脳内再現はできなくて、それが普通だと思っていたのだがどうやら違うようである。 アファンタジアは視覚情報が脳内で再現できないという点で共通しているので、他の五感が脳内で再現できるのであれば、そこで補っているのかもしれない。この本の中でも場所の映像画像は思い浮かばないのに実際に行くと「ここに来たことある」という記憶があるという人がいるが、右手のあたりにこういうのがあって…というように画像ではなく体感で覚えているのかなという印象を受けた。 ファンタジアの人が自分が普段どういうイメージをするのか、見えているのかについての話に付き合ってくれないというのは、まぁ、単純に大抵の人はそういう実利のない話に興味がないのだと思う。お互い苦労していないならわざわざそんな話をしなくていいという理解なのでは。それよりも具体的なお金を稼ぐ方法だとか、ダイエットの話だとか、そういう話がしたいんじゃないかなと。 あとは言語化って人によっては結構大変で、アファンタジアの人は言語認知に特化している人が多そうなので、そこのしんどさの体感が違うのかもしれない。 読書をするような人となら言語的&抽象的な話は弾みそう。 最後の、アファンタジアは「今」を生きる、というのが結構興味深かった。「ヒトはなぜ絵を描くのか」で、チンパンジーは今ここにないものから想像をしない、だから絵を描けない、が、未来をイメージしないから悲観せずに今を生きることができる、というような記述があったが、このことと共通するかもしれない。やはりイメージが浮かばないことで身体的な実感と結びつかないため、良くも悪くも現実味がない。不必要な恐怖心にも煽られない、という意味だろう。「後で自分が困るというのが目に見えているのにどうして今やらないんだろう」と思うことが最近多いのだが、その中にもしかするとアファンタジアの人も含まれているのかもしれない。 そしてイメージをしない代わりに言葉を理解・推測することで、視覚情報に替わるイメージを行っているとも言えると思った。

Posted by ブクログ

2026/03/19

視覚を中心に、頭の中でイメージを浮かび上がらせることができない人たちをアファンタジアと呼ぶらしい。 逆に多数派であるイメージを浮かび上がらせることができる人たちはファンタジアと呼ぶらしい(特に強くイメージを浮かび上がらせることができる人はハイパーファンタジアと呼ぶとのこと)。 本...

視覚を中心に、頭の中でイメージを浮かび上がらせることができない人たちをアファンタジアと呼ぶらしい。 逆に多数派であるイメージを浮かび上がらせることができる人たちはファンタジアと呼ぶらしい(特に強くイメージを浮かび上がらせることができる人はハイパーファンタジアと呼ぶとのこと)。 本書はアファンタジアの研究がどのようにされているか、大まかにアファンタジアとはどんな感じなのかの説明、実際にアファンタジア当事者の語りや、アファンタジアとファンタジアの対談などが収録されている。 アファンタジアという言葉の響きが素敵だな、ん?イメージのない世界に生きるとは?と興味を持ち読んだ。 イメージが浮かばないとはどんな状態だろうと読んでいると、イメージが浮かばないことにより、過去の記憶を映像で想起できないため(言葉で記憶を描写・記憶し覚えているらしい)友達や家族と思い出話がしづらい、過去未来についてイメージがつかない、地図を頭に入れることができない(道順も言葉で覚える)、人の顔を覚えるのが苦手、整理整頓されて物が直接見えない状態だと存在自体無いものと思ってしまう、などの体験があるらしい。 当事者は自身がアファンタジアであることで障害を感じる人もいれば、単なる特性の一つであり可哀想な存在ではないと考える人もいるようだ。 確かにイメージを頭に思い浮かべてみても、ファンタジアの人でもその程度は千差万別であると思う。 私はイメージが頭に思い浮かぶし、過去未来についてイメージがつかないとも感じないからファンタジアなんだろうと思う。でも人の顔を覚えるのは苦手だし、地図を頭に入れることも苦手だ。記憶の引き出しを自分で探して開けて思い出話をするのに遅れを取ることもある。ので、アファンタジアの特性については割と想像しやすい。私が上記が苦手な理由も、アファンタジアの特性と通ずるところがあるのだろうか。脳の同じ回路が阻害されているとか。 もっと発展してほしい研究分野だと思った。

Posted by ブクログ

2025/10/18

あおいろスマイルのページからアファンタジアの存在を知った。 →https://aoirosmile.com/aphantasia/ アファンタジアという「イメージが浮かばない」人についての研究書。アファンタジア当事者へのインタビューがメインを占め、様々な感想を読み取ることができ...

あおいろスマイルのページからアファンタジアの存在を知った。 →https://aoirosmile.com/aphantasia/ アファンタジアという「イメージが浮かばない」人についての研究書。アファンタジア当事者へのインタビューがメインを占め、様々な感想を読み取ることができる。

Posted by ブクログ

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