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山の神の使い
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 童心社 |
| 発売年月日 | 2025/09/02 |
| JAN | 9784494020911 |
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山の神の使い
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商品レビュー
3.8
4件のお客様レビュー
東京から山形・左沢の祖父母宅を訪ねる、小学生の大河が過ごす1年間の物語。5月の田植え、夏休み、そして9月の稲刈りと、農作業が中心となる3つの季節が丁寧に描かれている。印象的なのは、東京で暮らす大河の父親たち3兄弟が、農繁期には揃って実家の手伝いに戻る点だ。左沢のような”ど”がつく...
東京から山形・左沢の祖父母宅を訪ねる、小学生の大河が過ごす1年間の物語。5月の田植え、夏休み、そして9月の稲刈りと、農作業が中心となる3つの季節が丁寧に描かれている。印象的なのは、東京で暮らす大河の父親たち3兄弟が、農繁期には揃って実家の手伝いに戻る点だ。左沢のような”ど”がつくほどの田舎を出ていくお父さんたち兄弟の気持ちもわかる(1人は隣町―寒河江かな?に住んでいるのもリアル)。でも、田植えの時期には車を飛ばして実家に帰る。偉い。こうした家族の絆がしっかりと描かれていることに、なんだか深い安心感を覚える。 帰省する家族や田舎を満喫する子供たちの姿は、大型連休のニュースでよく見かける光景だ。ともすればテレビの中だけの「ファンタジー」にも思えてしまうが、本作では大河が抱く感情の一つひとつに血が通っており、非常にリアルで共感できる。 最上一平さんの近作と比較するとユーモアは控えめで、淡々とした筆致で綴られている。しかし、その根底には人間愛や情の温かさが流れており、読み進めるうちに心地よさと社会への信頼を感じさせてくれる。現実にはこんな親子、祖父母との関係は難しいかもしれない。でも最上さんの作品では一種のユートピアのように描かれていて、理想を示してくれる。 絵は「じゅげむの夏」でも組んだマメイケダさん。夜の高速道路、PAで食べたラーメン、豪雨の左沢線の車窓風景など、鉛筆のタッチが温かい。
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5月、大河は父とともに山形の祖父母の田植えを手伝いに行った。祖父は病のために目が不自由になっていたが、何でも作れる不思議な人だった。2人のおじたちとともに田植えをしながら、大河は、祖父が見えない目でいろいろなものを見ていることを知る。 夏休み、大河は今度は一人で祖父母の家を訪ねた...
5月、大河は父とともに山形の祖父母の田植えを手伝いに行った。祖父は病のために目が不自由になっていたが、何でも作れる不思議な人だった。2人のおじたちとともに田植えをしながら、大河は、祖父が見えない目でいろいろなものを見ていることを知る。 夏休み、大河は今度は一人で祖父母の家を訪ねた。大雨で池への水路がせき止められてしまったので、つまりを取り除くべく、祖母と「ふかさむかえ」まで向かう。道中祖母から若かりし頃の祖父とのエピソードを聞かされる。沈殿マスの中に入り込んでいたイワナを沢に返してやり、山の神が喜んでいるような清々しい気持ちになったのだった。 9月の終わり、再び父、おじたちとともに稲刈りに向かう。稲刈りがまを持たされたり、コンバインに乗ったりして喜ぶ。祖父は、手で稲のできを測っていた。夕方になり、近所の稲刈りを手伝った際には、祖父は手際よくはせかけをした。帰宅後「刈り上げの餅」を食べ、また夜の高速道路を父とともに帰路につく。 ******* ここからはネタバレ ******* いやぁ、なんと言うか、淡々と大河の体験を綴って終わってしまいました(笑)。 いい子すぎますよね。 関心があったのかもしれませんが、農業の手伝いに駆り出されて、それでも祖父を気遣って尊敬もしています。 私は大河の年齢を見つけられませんでしたが、小学生ですよね、きっと。 農作業も一生懸命するし、お使いを頼まれても嫌に思わないんですね。 田植えも稲刈りも、山道を行くのだって、結構大変ですよね。 疲れていても、隣家の終わっていない稲刈りまで手伝うなんて、大人でもできないことです。 だから、私は、この作者がこの作品で何をいいたかったのかが本当にわからないんです。 山の自然の豊かさなのでしょうか? 高齢者の知恵と生きる力でしょうか? 農業の大切さなのでしょうか?? 悪くはないのですが、どうなんでしょう? これを読んだ子どもは共感できますか?
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やっぱり、最上さんの作品は力強い。心の奥に、ともしびが灯る。『じゅげむの夏』も好きだけど、『山の神の使い』もまた、じんわりと心のありかを教えてくれる。マメイケダさんの絵はいつも、最上さん作品が最高の贈り物になるように、包んでくれている。
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