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修道女フィデルマの慧眼 修道女フィデルマ短編集 創元推理文庫
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修道女フィデルマの慧眼 修道女フィデルマ短編集 創元推理文庫

ピーター・トレメイン(著者), 田村美佐子(訳者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 東京創元社
発売年月日 2025/08/21
JAN 9784488218300

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商品レビュー

4.3

4件のお客様レビュー

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2025/10/19

やっぱり面白い。 フイデルマがけっこう気が短いところも好き。 前回の長編のその後が気になるので、次の長編も早く出してほしいな。

Posted by ブクログ

2025/09/28

「祝祭日の死体」Corpse on a Holy Day 聖デクランの祝祭日。彼を祀る礼拝堂に詣でたフィデルマは、二百年間眠る聖人の亡骸の上に、刺殺されて間もない若い女性の遺体を発見する。その女性はフィデルマが訪問しようとしていた修道院の見習い修道女だった。 リアル現代と通じるよ...

「祝祭日の死体」Corpse on a Holy Day 聖デクランの祝祭日。彼を祀る礼拝堂に詣でたフィデルマは、二百年間眠る聖人の亡骸の上に、刺殺されて間もない若い女性の遺体を発見する。その女性はフィデルマが訪問しようとしていた修道院の見習い修道女だった。 リアル現代と通じるような猛暑の中、聖地巡礼をするフィデルマ。「なんでこんな暑い中を…」と言いつつも、良い事なんだから!と自分に言い聞かせる優等生気質がほほえましい。それでも事件でごたんに元気になってしまうフィデルマ。 「狗(いぬ)のかへり来(きた)りて……」Like a Dog Returning... 聖パトリックの直筆を納めた絢爛豪華な聖遺物箱の前に据えられた、若い娘の彫像に興味をひかれたフィデルマ。なぜか来歴を言い渋る修道院長を問い詰めると、二十年ほど前にこの場所で殺された修道女がモデルだという。しかしその犯人は、法廷で裁かれる前に修道士たちのリンチにより死んでしまった。納得がいかないフィデルマは過去の事件を探り始める。犯人とされた男性の娘が出てきたり、いかにも冤罪の空気がぷんぷん。クリスティ某作品を思わせる“過去の事件を解決”パターン。 「夜の黄金」Gold at Night モアン王国と対立関係にあるアイルランド第二の大国ラーハンでは、三年ぶりの大祭が開かれていた。賓客として呼ばれていたフィデルマは、後見人ラズローンと親交を温めるのもつかの間、酒の飲み比べ競争で突然死した男の捜査を頼まれる。どうやら毒殺事件だと判明したため、ただちに調査を開始する。 飲んだ酒の量で氏族の優劣が決まるというくだらない勝負にうんざりするのがいかにもフィデルマ。酒飲み比べで死ぬなんでバカバカしい!何やってんのと思いつつも、事件となるとやはり張り切ってしまうお姫様。 「撒かれた棘」Scattered Thorns 小村で起きた殺人および窃盗事件の容疑者は16歳の少年だった。当地のブレホンから弁護を頼まれたフィデルマがその少年と話してみると、彼は自分の身の潔白を証明することを諦めていた。その理由は、彼と父親が市民権すらない最下級の階級に属する人間だからだという。 弱者に優しく権威主義者に厳しいフィデルマがかっこいい。 「尊者の死 」Death of an Icon かつては勇猛果敢な修道士としてアイルランド全土にその名が知れ渡った尊者ゲラシウスが、90歳を間近に小小動員内で殺された。小修道院の長である神父によれば、金品を目当てに盗みに入った危険な放浪者が、出くわしたゲラシウスを殺害し、貴重な品々をもって逃走したのだという。殺害された状況と神父の説明に納得がいかないフィデルマ。おまけに現場は事件当時に完全な密室状態だったという。フィデルマは調べを始めるが。 フィデルマ、密室殺人に挑む!皆尊者が大好き故にいろいろ動いてしまう困ったちゃん関係者。

Posted by ブクログ

2025/08/27

相変わらずどんな身分の相手であれ自分であれそれぞれの持つ権利をきっちり守ろうとする堅物ぶりが心地よい。 短編集なので、フィデルマと共に証言を拾いながら犯人を推察できるのも楽しかった。

Posted by ブクログ