鎌倉茶藝館

伊吹有喜(著者)

• 販売会社／発売会社: 光文社
• 発売年月日: 2025/08/20
• JAN: 9784334107468

商品レビュー

2025/11/24

久しぶりの伊吹さんの小説。
面白かったけれど、登場人物の男性二人が、ワタシ的にはどちらもちょっと面倒くさいし謎（笑）。
直哉は母親をママ呼びだし、紫釉さんは懐の深さを表したいのか、他の男を味見してから的な表現は、ちょっとキモい。想い人が若い男と付き合っていて、そんな心穏やかでいられる？年齢関係なく、もっとドロドロした思いで溢れているでしょ。
それでも「雲を紡ぐ」や「犬がいた季節」は大好きな小説なので、次作ももちろん読みます！

2025/11/22

北鎌倉に不思議なカフェがあるという。｢鎌倉茶藝館｣
伝統的な茶器を用いて極上のお茶を味わえる。
茉莉花茶、凍頂烏龍茶、紅烏龍茶
包種茶etc. 特徴的な淹れ方をする
――茶は｢人に力をつけ、志を悦しくさせる｣――本文より
私は、この本は茶藝館にやって来る人々の悩みを聞きながら、癒やされていく、という話だろうと
思っていた。････ところが････

････！！この茶藝館を巡る男女の
恋愛小説だった！
相生美紀、もうすぐ五十に手が
届く。生きていくことに疲れて
最後の旅に選んだ所は、若かりし頃恋人が住んでいて、デートを
楽しんだ場所北鎌倉だった。
迷いこんで見つけたのは、鎌倉
茶藝館。美紀はそこのお茶に癒やされ、茶藝館で働くことになった。

茶藝館の敷地に、高橋紫釉という
和服を着こなす人間が住んでいる。文章を読む限り、イケメン！マダムの孫だ。
････お願いだから、後に美紀にとって大切な人物に、なってほしい！私はそう思っている！
だが、美紀の前に現れたもう一人の男は、昔の彼にあまりにも似ていて････

三角関係というのか、読んでいて
焦れったかった！････何で？
その人は駄目！･･･恋は盲目？
次々に現れる登場人物。

久しぶりに、恋愛小説というものを読んだ気がする。
身の丈に合った恋の方が、やはり
長続きすると思うし、幸せでは
ないだろうか？

実はこの本、最初は展開が少なく
読まずにやめようと思っていた。
やめなくて良かった！
美紀には、幸せになってほしいのだが･････

2025､11､21 読了

2025/11/20

ドキドキした。
共感は全く得られなかったが
面白かった。

人も着物もお茶も建物も景色も
美しいものが盛り沢山。
大人の恋。
世間的には非難を浴びるのだろうな。

読了が良かった。