僕の仕事はごみ清掃員。 14歳の世渡り術

滝沢秀一(著者)

• 販売会社／発売会社: 河出書房新社
• 発売年月日: 2025/07/28
• JAN: 9784309617725

商品レビュー

2025/11/26

滝沢さんの本は結構読んだけど、まだ読んでない本があった！と思って借りてきた。発行年を見たら今年だから、そりゃ読んでないわ。

14歳向けになのか、章ごとにテストがある。内心、ケッと思ったがあえて解いてみることにすると、意外と答えが出ないところもあったりして、なんとなく雰囲気で掴んだような気になっていたり、似たようなことを解答しているんだけど、惜しかったりしておもしろかった。
そして学校で授業で聞く→聞いたところの範囲をテストする、というサイクルが、記憶に定着させるためのプロセスとして万人に開かれた方法であることを実感した。
滝沢さんの本を4冊くらいは読んできたし、ごみの分別に関しても実践したりしてきてるから、大体内容は知ってますよ、という気持ちでいたが、改めてテストで聞かれるとドンピシャの答えが出なかったりした。見る、読む、聞く→自分の手や体を動かして解く、答える、実践する、というのは意味ある行為だったんだなあと気付く。

本自体が授業の構造になっているのは学校嫌いの私からしたらうっとおしかったが、本文自体は流石は滝沢さん、ということで語りかける口調の文章は読みやすかった。あっという間に読み終えた。
正直内容自体は目新しいものは無いが、別に新たな情報や視点が欲しかったわけではない。定期的にごみについての本を読むことで、ごみの分別をきちんとしようと思い直したり、今の私のごみの出し方はルーズになっていないかな？と自身を振り返るためのきっかけにしたかった。きっかけになった。ありがとう。

2025/09/12

面白くてためになった！
以下覚えておきたいところ。
↓

ごみをちゃんと捨てられない人は、他のことも出来ない人なんだろうなってゴミを回収していれば分かる。

「足元の紙くず一つ拾えぬ程度の人間に何ができよう」森信三 教育者

焼却炉を持たない、鹿児島県しぶし市、大崎町（ちょう）。ゴミと呼ばれていたものの80%を再資源化した。焼却炉を建てない=維持費がかからない、分別した資源は売れる。その分のお金を子供たちの教育費にあてれる。リサイクルセンターでは新たな雇用が生まれている。

ゴミを減らす3R+滝沢清掃員さんが伝えたい1R。Respect、敬意の気持ちを持つ。
(経緯を持つのは、生きていくのにいつでも必要。謙虚と感謝。
ただ、個人的には、なんでもかんでもカタカナにしないで欲しい。
漫才という言葉を紡ぐお仕事をされている滝沢さんだから、がんばって、別の4R、もしくは何かを、日本語で考えて欲しい)

滝沢清掃員が、自宅で出すゴミは、4人家族で、2週間に１回45リットルゴミ袋一つ！生ゴミはコンポストなどで処理。